【肋骨の歪みがもたらす影響】

肋骨は胸椎と繋がっており、その歪みや硬化(糖化などによる)稼働域の低下は連動する各神経に影響を与える。

猫背、反り腰などによる骨の歪みは内臓を圧迫し、肝臓、副腎、胃などといった器官に血行不良、機能低下などの影響をもたらす。

副腎に関してはホルモン分泌などを行う箇所であり、副腎疲労、生理不純、不妊などを引き起こすことともなる。
当然肋骨腔内にある心臓、肺、脾臓、膵臓などといった臓器にも影響が圧迫箇所に連動して出る。



また臓器のみならず、胸椎の神経系にも影響を与え、個人の性格、コミュニケーション能力に影響を与えることとなる。

肋骨は1番~12番まで左右24本の骨で出来ており、胸椎(T)1~12番の番号と連動して命名されている。

例えば胸椎1~3番は視神経、4番は心肺機能、5番は発汗機能などといった感じでそれぞれの神経が連機能を持つ。歪みや圧迫、硬化などがそれらの機能の低下に繋がる。

また前記した副腎の圧迫は胸椎7~9番あたりに位置し、反り腰、猫背どちらにせよ、骨による圧迫が起こるために生じる。

≪副腎疲労の症状≫
・うつ病や適応障害と診断されている
・朝起きられない
・立ちくらみがする
・何をしても楽しくない
・月経前症候群が強くなった
・物忘れがひどくなった
・忍耐ができなくなった
・花粉症、アレルギーがひどい
・とにかくつかれやすい
・毎日をやっとの思いで過ごしている。

というような症状が出ている人は、姿勢の悪さからくる副腎疲労状態(もちろん精神的ストレスにより起こることもある)である可能性がある。

さらにそれのみならず、副腎はエストロゲンの分泌も行っており、生理不順や不妊といった症状にも繋がる。姿勢が悪いと生理不順になる可能性があるということ。

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臓器の疲労疲弊だけではなく、その他の骨への影響も大きく出る。
流行りのストレートネック、骨盤の歪み、腕の痺れ、腰痛などなど。

とにかく言えることは、

肋骨の全ての可動域を広げ、歪みを取り、開いた肋骨を締め(締めすぎも良くないが)、神経伝達阻害、内臓圧迫を取り除くことが重要だということ。


イライラ、マイナス思考、注意力散漫などといった性格も改善され(ホルモンバランスが良くなることにより)、プラス思考、自律神経の回復など前向きな性格に変わることも考えられます。

正しい姿勢を身に着けると共に、ただひたすらに肋骨の柔軟性を高め、可動域を広げ、人体の持てる機能を最大限に使えるように引き出しましょう。