【ゴボウ茶の危険性】

ごぼうにはダイエットやエイジングケアに有効な成分が多く含まれており、健康茶としても大変優れております。
食事摂取脂肪は、膵臓から分泌される消化酵素リパーゼによって脂肪酸とモノグリセリドに分解されますが、サポニンはこのリパーゼに働きかけ、脂肪の吸収効率を悪くします。
サポニンはブドウ糖の過酸化脂質への中性脂肪変性をも抑制してくれます。
糖分は主に脳で消費する栄養素ですが血中濃度が高く消費しきれなくなると、細胞で脂肪に変換して蓄えます。
飢餓状態では、逆にこの蓄積した脂肪分を血液に流し、肝臓で再分解を行い、糖分として脳に運びます。
これらの作用の際には、当然、血液中の脂肪溶融量が増えますが、脂肪の血中濃度が高い状態では脳は、満腹であると判断し、その信号を流します。
こうして、脂肪の吸収しにくく、また、満腹中枢(脳)を刺激してダイエットにつなげるのが、サポニンです。
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先日のヘルシアの肝機能障害と同様、ゴボウ茶に含まれるサポニンの毒性により肝機能障害などを引き起こすのではないかと思って調べてみた。

自分自身良かれと思って飲んではいたけれど、今となっては脂肪吸収を阻害してしまうような成分はやはり身体にとって良いモノではないと思うようになりました。

ヘルシアのクロロゲン酸類により引き起こされる症状として

皮膚症状、頭痛、疲れやすさ、体力不足、頭の働きの変調、すぐに炎症や出血が起き関節がむくむこと、不妊、流産、生理が重い、腎臓のトラブルなど

が挙げられましたが、リパーゼの機能阻害を引き起こすとすれば、サポニンの毒性によっても同様の症状が現われるのではなかろうか。

ゴボウ茶服用による胃痛、下痢、眠気などは調べると出てきます。

日々大量の揚げ物や糖質を食べたり、アルコールを服用する方は肝臓を休めることに繋がったり脂肪過多を防ぐ効果はあるかもしれませんが、

日頃から糖質制限や良質な脂肪摂取に気を使っている方にとっては、ゴボウ茶はマイナス効果の方が強いかもしれません。ゴボウ自体に食物繊維が豊富というのは否定するところでもなく、良い効果があるということは間違いないと思います。ただサポニンを考えると、皮付のままの調理は控えた方が無難なのかもしれません(脂肪酸吸収阻害による悪影響を懸念した場合)。

南雲先生が若々しく居られるのは、ゴボウ茶の効果ではなく、一日一食という食事の効果によるものですね!

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≪吸収阻害された脂肪酸はどこへ?≫

リパーゼの効果を阻害された脂肪酸たちは、分解されずに便として排出される。
すなわちかなり脂ぎった便が排出されることとなるとおもうのですが。

問題なのは便秘である場合、腸内に大量の脂肪酸が滞るため、脂肪酸が酸化して腸を傷めるということがあること。


腸の重要性は以前も書いたとおりであり、セロトニン、Lドパなどの生成(腸内細菌叢による合成)を行っており、精神的に最も重要な臓器です。

腸を傷めないためにも、リパーゼをしっかり効かせて脂肪酸を分解吸収する必要があります。

逆に言えば排便効果が上がる(便秘が治る)という言い方も出来るのでしょうが、 (。-`ω´-)ンー

ゴボウ茶やヘルシア、その他脂肪酸吸収阻害薬などに頼るのであれば、腸壁などへのダメージ覚悟、自己責任で行うべきであり、そもそも便秘にならないよう糖質制限、腸のストレッチなどに気を使った生活を送った方が良いと思います。