【鬱病と猫背とストレーネック】

鬱病の人には総じて猫背やストレートネックが多い。
なぜ猫背やストレートネックが鬱病に関係するのか?という話。

≪猫背:猫背の人は骨盤が寝てしまっている。そのため腸の血行が悪くなるのが原因。≫



なぜ腸の血行と鬱病が関係するかというと、腸内細菌が90%以上のセロトニンを造りだしているためであり、ドーパミンの前駆体であるLドーパ(パーキンソン病の治療薬などに使われる成分であり、血液脳関門を突破する事が出来る。)もまた腸内で生成、合成されるためである。

それら神経伝達ホルモンは主に乳酸菌等の善玉菌によって合成されるのだが、糖質過剰摂取やストレス、上記の姿勢の悪さなどが原因で血行不良を起こすと、大腸菌、ブドウ球菌などの悪玉菌が繁殖することとなり、セロトニン、Lドーパの生成が極端に減ってしまう。

減ってしまうと、食べ物の摂取によりドーパミンなどを生み出そうとしてしまうため、
腸内環境の悪化は食欲、過食に繋がり、ドーパミン不足を補おうとすることから主に糖質を欲するようになる。

さらには糖質の過剰摂取による急激な高血糖、それに伴う大量のインスリン分泌に伴う急激な低血糖(グルコーススパイク)がコルチゾールというストレスホルモンを副腎、脳内で分泌することとなり、分泌の際の海馬萎縮の結果記憶の一部欠如などという状態を招いてしまう。

という仕組みで、猫背⇒腸内細菌の不活性(悪玉菌の活性)ということから鬱に繋がる。

≪ストレートネック:頸椎から脳への神経伝達不良により、腸内で生成されたセロトニン、ドーパミンがうまく伝わらなくなる。≫

腸内環境が調子よくセロトニン、ドーパミンをちゃんと合成出来ていても、それらを脳へ伝達できなければ精神的に安定することは出来ない。


携帯、パソコン、テレビ、ゲーム、読書などの頻度、これもまた普段の首(頸椎)の使い方によって近年増加してきている症状である。

単純に首の位置を正常化させる事が出来れば、精神的にも安定が生まれる。
ただし腸内環境、常在菌叢の状態が良いことが前提となるのは言うまでもない。


ストレートネック改善方法はこちら : http://ameblo.jp/nippys-fancy/theme-10074045777.html

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

【性格の決定権の手動は脳より腸かもしれない】

精神の安定、思考は脳よりも腸の環境に優先順位があるように思う。

例えばどんなヒトであっても、麻薬を打てばドーパミンが溢れハイテンションになるわけであり、逆にインスリン注射などで血糖値を大きく下げればマイナス思考になる。
アドレナリンを増やせば怒りやすくなり、セロトニンを増やせば冷静になる。

脳が思考を決めている(部分もあるが)というより、腸内での神経伝達物質の合成量、それらの方への伝達割合によって性格が変わると言えます。

【下剤依存症】

下剤を飲めば便秘も解消され、腸内環境は一時的に良くなる。しかし善玉菌も一緒に排出してしまうために、便秘解消後の食生活によって最近のバランスが変わってくる。

そして毎回下剤を飲み続けて便秘予防していると、腸は自力で働く力(蠕動運動)を失っていくこととなる他、排出の都度善玉菌をも失ってしまうこととなる。

そうなると自力(常在菌叢)でのセロトニン生成が激減し、ドーパミン生成もまた減少する。
必然的にそれらの合成を食事の摂取に依存してしまうこととなり、過食や過食嘔吐などの依存症にも繋がってくる。

下剤の乱用は食(主に糖質)の依存へ繋がる。

解消法としては、まずは当然下剤を絶ち腸内機能を復活させること。

腸の蠕動運動を起こすためにビタミンCを多めに摂取し、クエン酸摂取で出来るだけ糖質の酸化を抑え、可能な限りアルカリ化させること。腸内細菌の餌となる食物繊維を大目に摂取すること。
などが挙げられます。
もちろん姿勢を良くすること。(骨盤を立てて使うことへの意識)

骨盤を立て、腸の血行を良くし、腸内細菌を善玉菌に保つことにより、セロトニン、Lドーパの生成を促進しストレートネックの改善により脳への送量を増やすこと。

これにより鬱は改善できるものと思われます。