【考察)果物が嫌いない人】

果物が嫌いな人をたまに見かけます。

ビタミンC、クエン酸など、身体にとっても最も有効な栄養素であり、それらを豊富に含んだ果物が嫌いと思ってしまう心理はどこからくるのか?がずっと疑問でした。

まだ数人の知人を元にした考察ですが、ある共通点を発見したので書いてみます。

【肝臓の疾患】

疾患というほどでなくても、アルコールの飲み過ぎや、糖質の過剰摂取(だったことがある)による脂肪肝や、肝炎など、肝臓の調子が悪い人は、果物が嫌いなのではなかろうか?

果物に含まれる果糖は他の糖と吸収経路が異なり、血液をあまり介さず直接肝臓で吸収、代謝されるため、食後すぐに肝臓が働く。

肝臓に疾患がある方は、すぐに具合が悪くなる可能性が高いので、それを嫌がり果物が嫌いということに結びつくのではないか?

肝臓にダメージが出る要因としては、一時的にピルを摂取していた(エストロゲン過剰により脂肪が付きやすい)ことがあったり、単純に肥満(であったことがあるも含む)によるダメージもある。

すなわち肝臓への負担などによる具合の悪さを無意識的に嫌っていることにより、果物が嫌い。

【カリウムを嫌う】

果物にはカリウムが多く含まれる。カリウムはナトリウムとバランス良く摂らなければ、高カリウム血症などで具合が悪くなったり力が入らなくなったりする。

なので塩分不足である場合において、果物を食べたくないと思うこともある。

多くの場合は慢性的ストレス、糖質の過剰摂取などから副腎疲労(アドレナルファティーグ)を患っていることがある。

副腎疲労状態では塩分や脂肪酸、タンパク質を多く摂取したいという欲が出るため、しょっぱいもの、特に焼き肉が大好きな傾向が強い。

これも肝臓同様に、糖質の過剰摂取、ストレスなどによる慢性的高血糖状態(からのグルコーススパイク)による副腎疲労が果物嫌い(カリウム嫌い)に繋がっているの可能性がある。

【腸内細菌叢による精神的影響】

慢性的な便秘、もしくは下痢との繰り返し(大腸炎気味)、骨盤の歪み、姿勢などから、
腸内環境、腸内血行不良などによる常在菌叢環境が悪玉菌に傾いている人も果物を嫌う。

悪玉菌に傾くと、セロトニン、ドーパミン(Lドパ)といったホルモンの多くを造りだせなくなる。すると精神的にもマイナス思考、怒りっぽい、落ち着かないという当然影響が出てくる。

腸内細菌叢とはヒトの思考にもそういった影響を与えるわけであり、彼らもまた生存するために脳へ指令(希望的?)を出す。

悪玉菌が多ければ、悪玉菌が生き残るために、クエン酸、ビタミンCなどを嫌うという思考が生まれる。クエン酸、ビタミンCなどは腸内環境を回復し善玉菌に傾けてしまうためだ。

その場合、ヨーグルトやキノコ類などの乳酸菌なども嫌う可能性がある。

悪玉菌に脳内を支配されているために果物が嫌い。とも言える。

【対処法】

対処法としては、

・肝臓マッサージなどで肝臓の血行回復、脂肪の燃焼などを即す。
・塩分を大目に摂る(精製塩以外)
・腸内環境を改善する(糖質を控える、食物繊維を多く摂る、姿勢を良くするなど)


右側の肋骨の下に手を差し込んだ時に痛みを感じるようであれば、肝臓が疲弊してる可能性が高いです。ですが揉み続けていれば数日で痛みは無くなってきます。

そして果物好きになりましょう!?って話でもないですが、
逆に言えば肝臓が回復し、腸内環境が改善してくれば必然的に果物や酸っぱいものを食べたくなるはずです。

もしくはそれ以上に肉体が酸化状態に進んでしまった場合、例えば妊娠中などで細胞分裂が急激に進んでいるような状態においては、クエン酸の摂取により血液をアルカリ化しなければ命に係わるので、妊娠中は酸っぱいものを食べたくなる。ということになります。

体内のクエン酸ナトリウム生成による血液のアルカリ化http://ameblo.jp/nippys-fancy/theme-10074947430.html