【クエン酸だけ摂取しても意味はない】

クエン酸だけ摂取しても意味はない。なぜならばクエン酸は酸性物質であり、胃までは酸性として働く。

アルカリ化作用(血液の抗凝固作用)として働くためには十二指腸に入り重曹(炭酸水素ナトリウム)と結合し、クエン酸ナトリウムに再構築されて初めて効果を生む。

膵臓にて分泌される重曹の生成においては、炭酸水素ナトリウムという名の通り、
ナトリウムイオンが必須となる。

すなわち塩分不足ではクエン酸を摂取しても反応が薄いということ。
体内、血中のの塩分量、クエン酸量、酸化を及ぼす糖質の量に比例して効果が決まる。

クエン酸の摂取量を多くして効果を大きく期待したいのであれば、塩分もそれに合わせ適量の摂取が必須となる。

だから塩分は控えてはいけない。ということへと繋がる。

【身体における塩の働き】

~引用

食塩は水溶液中ではナトリウム・イオンNa+と塩化物イオンCl-になっており、それぞれのイオンは強アルカリ性と強酸性を示すアルカリと酸の成分だが、両方とも同じ量(当量)ずつあるので中性を示す。体内に入った食塩のナトリウムのかなりの部分は、重炭酸塩NaHCO3、あるいは第二リン酸塩Na2HPO4のようなナトリウム塩として存在する。タンパク質のナトリウム塩としても存在する。

~中略

 特に血漿に含まれている重曹(NaHCO3)は最も有力な中和剤で、真っ先に反応する。その量が多い状態では「酸の侵入に強い状態にある」といえる。このようなことから、血中の重曹を中心とする炭酸系化合物の総和を特に「予備アルカリ」といっている。
 このような理由で、食塩のナトリウムは緩衝物質となって体液のpH調整に重要な役割を演じている。
http://www.geocities.jp/t_hashimotoodawara/salt6/salt6-89-07.html

引用終了~

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≪仮)糖化反応の原理≫

塩分のナトリウムイオンはクエン酸(体内合成、外部摂取どちらにせよ)と反応しクエン酸ナトリウムと化し血液をアルカリ性寄りに保つために最も重要である。

逆に言えば血液を酸化させる糖質は最も害悪であるとも言える。

血液のアルカリ度が高ければある程度の糖質を溶け込ます事が出来るが、糖質過多により溶解度を超えてしまうと血液の粘性が増し、生命維持に関わる。そうならないために血管、皮膚などのタンパク質と結合させ糖化現象を起こし、なんとか血中の血糖値を下げようとする防衛機能が糖化反応ではないだろうか。

そのような緊急機能(糖化を起こす機能)の使用を防ぐためにも、クエン酸および重曹分泌(塩分摂取からの合成)により血液をアルカリ性よりに保つことが最も重要な策であると言える。

1.クエン酸の摂取および体内生成
2.塩分摂取による重曹生成
3.呼吸による酸素の摂取


この3点が揃い、初めて身体は正常(健康)に機能する。

反対にこれらのバランスが崩れることにより、肥満や疲労、免疫低下、感染症など、全ての病気を引き起こす可能性が高まるということ。

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クエン酸を摂取するならば、塩分も適量に取りましょう。(精製塩以外の)
果物、野菜のの摂取においても相応に塩分(ナトリウム)摂取が重要であるということは言うまでもない。


『ビビッときたら書くブログ』 by nippy