【野菜ジュースによるビタミンC補給では意味がない?】

野菜ジュースなどでビタミンCを摂取しようとしても意味がない。
ビタミンCは加熱に弱く壊れてしまうため。法律上100度まで加熱処理をしないと出荷出来ないので、店頭で売られているジュースによるビタミンC補給は意味をなさない。生絞りのジュースであればOK。またビタミンA(主に人参が使われる)と一緒に入っているビタミンCもまた効果が無くなる。

というかそもそもビタミンC補給自体もさほど意味がないので問題はない(尿酸で効果を代用できるため)。

とはいえ野菜ジュース摂取に全く意味がないか?と言うとそうでもない。

【利点1)カリウム豊富ということ】

ナトリウム過多により腎臓疲労を起こしている人にとってはカリウムが必要であり、野菜ジュースは効果的。

注意点としては、副腎疲労を起こしている人にとってはカリウムがマイナスに働くということ。
誰にでも身体に良く働く!ということはなかなかないのでご注意。
当然各個人の状態によって処方は変わる。

ただヒトの脳、特に無意識は素晴らしいもので、副腎疲労者は果物を嫌う傾向にある。
カリウムを摂取すると具合が悪くなったり、力が入らなくなったりするからだ。
トマト、バナナ、メロン、スイカ、柿、梨など嫌いな人は副腎疲労状態である可能性が高いと言える。

逆に腎臓疲労者はそれを美味しく感じる。しかし食べ過ぎると無意識がもう要らないと判断し、欲も失せる。無意識の直観的判断には意味があり、その判断は常に正しいと言える。

【利点2)クエン酸による効果】

ビタミンCは加熱で壊れてしまうが、クエン酸は加熱でも壊れない。

このクエン酸の効果こそが、健康にとって最も重要と言える。

1.血液をサラサラにする

血中の老廃物(酸性物質)をアルカリ化により除去できるようになる。
膵臓より分泌される重曹とクエン酸が反応し、クエン酸ナトリウムとなるためにサラサラになる。輸血などの抗血液凝固剤として使われる。

2.血糖値を下げる効果

クエン酸は膵臓より分泌されるインスリンの効きも良くしてくれますので血糖値が下がります。

3.酸素供給率UP

砂糖やストレスホルモンなどの糖質は酸性物質であり、血液の粘性を高めてしまし酸素運搬率の低下を招きますが、クエン酸ナトリウムのアルカリ化効果でそれらも解消できます。
ストレス軽減にもなるということ。

細かく書けばキリがないので以下手短に。

【クエン酸含有量】

レモン     1個 約4g
グレープフルーツ 1個 約4g
オレンジ 1個 約2g
みかん     1個 約1g
いちご     5粒 約0.7g
バナナ     1本 約0.4g
梅干     1個 約0.5g


一見ビタミンCの含有量の表かと思うかもしれませんが、クエン酸の含有量。
酸味はビタミンCの味ではなく、クエン酸の味。
ビタミンCはさして重要ではないので、
レモンって意外とビタミンCの量少ないんだよーっていう情報は間違っていないが、だからなに?って話になる。
クエン酸が重要なのだからレモンが最も効果的といっても過言ではない。
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クエン酸が入っているジュースであれば、ビタミンCが壊れていようが身体にとっては効果的。
ただしカリウムの摂り過ぎにはお気をつけください。


ということを言いたかった記事でした。