【漏斗胸を自力で治せるか?その2】

【実験趣旨】

漏斗胸を自力で治す。

【実験概要】

1.糖化により硬くなった肋軟骨、胸骨、しいては糖化した肋間筋を柔らかくして肋体全体の可動域を広げる。
2.肋体全体を柔らかくして内側からの圧力(呼吸、姿勢など)で胸骨(軟骨)を押し出す。
3.再び凹みが起こらないよう、普段の姿勢を正したり、呼吸、食事を意識する。

【実験詳細】

1.本来柔らかい骨である胸骨、肋軟骨が凹んだ状態のまま硬く固まった状態と考える。
※肋骨は背骨からはじまり,湾曲しながら前方に向かいますが,途中から軟骨というやや柔らかい骨になっています)
『ビビッときたら書くブログ』 by nippy


軟骨が硬くなる原因として、
(1)ストレスや糖質の過剰摂取による慢性的高血糖による肋間筋および胸骨、肋軟骨の糖化
(2)身体の使い方により肋体全体を硬化させるような筋肉の使いをしてしまっていることと、それによる重心の狂い。その結果、肋骨、肋軟骨の柔軟性を失っていくために硬くなる。


(1)(2)の硬化の原因を解消することにより肋軟骨全体の柔軟性を取り戻すところから始める。
また肋骨の間には肋間筋という筋肉が詰まっており、本来呼吸をするたびにその筋肉を使い肋骨は引き上げられるのだが、呼吸が浅い、姿勢が悪いなどの要因で肋間筋を使わないような呼吸をつづけると硬くなっていく。
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それによる対処として
・糖質制限、ストレスの軽減
・深呼吸への意識、ストレッチ、マッサージ
などが挙げられる。

【肋骨(肋間筋)を弛める身体の使い方】


(1)(2)よりもこちらの方を優先的に改良した方が改善への道は早いと考えられる。

<1>ウナ重心で立ち、骨盤を立て仙骨を意識することにより、背骨全体を弛ませる。
<2>肩甲骨を剥がし、腕を胸鎖関節から使えるようにする。※肋骨との筋膜癒着を剥がすことにより肋骨の可動域を広げる。
<3>深呼吸時に背中の肋間筋を重点的に意識する。

<1><2>については過去記事などを参照ください(サイドバーのキーワード検索などご利用ください)
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<3>については漏斗胸の原因の根底にあるような気がします。
当然ながら姿勢においては背中が丸まることにより胸が凹む。
凹んでいる部分のみに注意が行きがちだけど、背中の肋間筋が硬く硬化することにより後ろに反りづらくなっていく。もちろん肋骨全体を弛ませることが重要だと思うけど、肋骨の背中部分を弛ませることこそ、漏斗胸改善への一番の近道と考える事が出来る。
※肋骨は背骨に繋がっています。
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<1><2>をしっかり行うと、背骨全体、肋骨全体が弛むのを感じられると思います。

これらを踏まえて、次の記事ではストレッチ方法、食事などについて書いていきたいと思います。