【くるみは身体に良いというのは一昔前の理論】

【くるみは身体に良いというのは一昔前の理論】

くるみに含まれるαリノレン酸（ωー３）、リノール酸（ωー６）は血液をサラサラにし悪玉コレステロールを除去し血圧を下げるなどなど。

もちろん正しい情報ではあるし、必須脂肪酸であるので必要な脂肪酸ではある。
【くるみ】で検索すれば健康に関わる記事もたくさん出てくるし、実際効果はある。

しかしリノール酸についてはここ数年で身体への害（免疫低下、善玉コレステロールの減、酸化しやすい、アトピー性皮膚炎、花粉症、癌の進行を早める（発癌性））がわかってきている。

常識は常に変わるということであり、ネット上には古い情報であっても上位に出てくる。それが間違った情報だとしても。

リノール酸の過剰摂取は禁物。アーモンドでもリノール酸の過剰摂取禁止のため、２５ｇ（約25粒）と制限するように言われている。くるみのリノール酸含有量はアーモンドの約4倍くらいあるので、くるみからのリノール酸摂取による害を出さない数値としては、一日４～５ｇの摂取というところだろうか。

日本人はリノール酸を過剰摂取しすぎている。花粉症にかかる人の増加などの原因のひとつでもある。もちろん炭水化物、砂糖の過剰摂取でも免疫が下がってしまい、これも原因のひとつであるのは言うまでもない。

αリノレン酸の過剰摂取もまた、血液をサラサラにしすぎてしまい、怪我や生理などの際、血が止まらなくなるなどの弊害を引き起こすこともある。

脂肪酸摂取もバランスが大事。

脳科学、心理学などもそうだけど、情報は常に新しくより正しいものが発見されていきます。
地球が丸く、回っていると発見されたように。夢分析がただの記憶の整理でしかないとわかったように。

ωー3の脂肪酸が健康に良い。という情報に間違いはないですが、ωー６の過剰摂取にはお気を付け下さい。くるみを食べるなら少量で。

古い情報に踊らされないためには、それを回避する知識を身に付けなければいけない。
健康のために！と信じてやっていることが逆効果になってしまいます。