先日【糖化】がテレビで紹介されたようで、すでに書きつくされた感が否めない【アーモンドの抗糖化作用】。

抗糖化作用とは、抗酸化物質同様、糖化予定のタンパク質の《代わり》に糖化してくれるという作用と認識している。要は不要な糖質を吸着して排出してくれるという作用。

甘いもの、炭水化物と同時に摂取すれば、それに伴う糖化量を減らす事が出来るということではあるが、元々糖化しているAGEs(>最終糖化化合物)に対して、分解するという機能まで持ち合わせているかは微妙なところ
だと思う。
要はアーモンドを摂取しただけでは、元々糖化してしまっているものは分解されないということ。


【元々のAGEsを分解する方法】
としては、単純に燃焼(分解)させればよい。燃焼、分解とはAGEsと酸素との結合による化学反応であり、AGEが出来やすい場所というのは血行の悪い場所(糖化が進んでる場合は血管そのものも糖化する)と相場は決まっている。

AGEの分解にはそれ相応の酸素量を必要とする。酸素を運べるのは血液しかない。そのため太ももなどに出来たAGEを分解する際は、アザが良く出来る。血液を集中させるためだ。

最も効果的で強制力のある分解方法は、【マッサージ】だ。
マッサージにより糖化などで潰れたり、流れが悪くなっている血管(毛細血管)に、指圧などにより強制的に血液を流す。風船を膨らまさすような感じだ。当然その際痛みを伴う。セルライトを潰すときの痛みと言ったらわかりやすいかもしれない。あれは潰れた毛細血管へマッサージの圧力により強制的に血液を押しこめられる際に、血管が広がる痛み、管内の癒着が剥がれる痛みだ。

この痛みはむしろ喜ぶべきことだというのは言うまでもない。痛いということは血管へ血流が戻ったということであり、酸素供給が始まったということであるのだから必然的に燃焼、分解も始まる(再稼働)ということだからだ。

なので、あくまでもアーモンドに関しては抗糖化作用ということであり、元々糖化している箇所に関しては直接的な効果は薄いと思われる。と言いつつも現状より糖化を促進させない効果はあるだろうし、血流のあるところであれば、分解と抗糖化作用が同時に起こるため、肌、血管が柔らかくなる等の効果は抜群にある。(体感的に)

アーモンドを摂取しても改善されないようなセルライトの塊のある場所に関しては、痛みを伴うマッサージ、酸素供給が必要不可欠である。

また、アーモンドに飽きたらというか、個人的にはキュウリの抗糖化作用も押していきたい(笑)
抗糖化物質に共通するアミノ酸物質【アルギニン】が含まれているものであれば、アーモンドと同様の効果がある(はずだ)。アルギニンはコラーゲンの生成も同時に促進してくれるので、糖化でボロボロになったコラーゲン細胞群を修復してくる作用もある。

『ビビッときたら書くブログ』 by nippy

【果糖(フルクトース)はもっとも糖化しやすい糖質のひとつ】※就寝前の果物摂取は糖化しやすい

思えば減量当初(昨年2月あたり)は、アーモンド、くるみ、カシューナッツ、ピスタチオなどを良く摂取していた。日に日に肌が柔らかくなっていくのがわかるくらい即日で効果が出る。当時はまだ【糖化】という概念を持ち合わせていなかったため、グレープフルーツジュースの効果だと思っていた。しかしそれは全くの逆で、就寝前のグレープフルーツジュースは糖化を促進させるということがわかったのは数か月前のこと。果糖は最も糖化しやすい糖質の一つであった。

血糖値基準で考えた場合、果糖はとても優秀な糖質だ。血管をほとんど通らずに肝臓へ直接吸収してくれるため、血糖値上昇はほとんどない。エネルギーとしてすぐ使われるので、朝、昼に摂取した果物などはその日のうちに消費されるため、糖化はほとんどしない。

しかし就寝前に摂取した場合は、ものすごいスピードで糖化を促進させる。
寝る前に果物をたくさん食べてしまった翌朝は、肌が硬い!という現象が当然のようにおこる。

就寝前にアイスや果物をどーーしても食べたい場合も、アーモンドなどのナッツを一緒に摂取すると、ある程度の糖化を防げるということになる。
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