クマが黒い色をしているのは、メラニンによる色素沈着や、血行不良で目のまわりに留まっている血液のせい。色素沈着の場合は紫外線や赤外線によるダメージ、乾燥、こすりすぎなどが原因ですが、血行不良の場合は疲れ目やストレス、睡眠不足などが原因です。また“目のクマは遺伝する”と言われることがありますが、これは目元の皮膚の薄さなどが遺伝することで、クマができやすくなるのではないかと考えられています。
引用※http://b.hatena.ne.jp/articles/201103/2053

などと一般的に言われていたりします。
しかしここでは、【血糖値とコラーゲンの糖化】という線から仮説を立ててみたいと思います。

【コラーゲンは糖化しやすく着色しやすい】

眼球の周りの細胞ほ粘膜で覆われていて、成分的には約6割がコラーゲンで出来ています(口の中同様)。クマが出来る部分に関しては、そのコラーゲンの上に皮膚(表皮)がある。

黒くなるのはメラニンの色素沈着 とされていますが、さらにその原因はなにか?と血糖値を組み合わせて考えられるのは【メイラード反応】。糖質とアミノ酸(タンパク質)がくっつき、茶褐色に変色する反応。これは温度変化で反応速度は変わりますが、常温でも反応します。

血糖値が高いと、コラーゲンで出来ている箇所の糖化がかなりのスピードで進みます。
皮膚が厚くなったり、食べ過ぎなどの際、口の中を噛んでしまうというのもそのせいです。

【クマが出来る原因は大きく分けて2つ】

1.糖質の高い食事(炭水化物、砂糖等)を取りすぎていて、高血糖状態であるために起こる糖化反応、メイラード反応による結果。

2.ストレス状態が続き、食事同様高血糖状態が続くために起こる糖化反応およびメイラード反応。


糖化反応は主に就寝中に進行し易い。クマが出来やすい、悪化しやすい(黒さが増しやすい)行いというのは、寝る前に甘いものを食べたり、炭水化物を多く取った場合に起こりやすいと言えます。

また、心配、不安などで夜眠れないことで起こる寝不足も、ストレスが原因で血糖値が上がった状態(副腎ホルモンの分泌)ですので同じ反応が起きます。逆に言うと、楽しい夜を過ごした時の寝不足では、クマは進行しづらいのではないかと思われます。

【なぜ目の下にクマが出来るのか?】
糖化するには糖質をタンパク質まで運ばなければいけなく、運搬経路は血液であり血管でしかありません。目の下の皮膚が薄いということと、コラーゲン質が多いために主立って現れると考えて問題はないと思います。

しかしセルライトを潰したりなどの、マッサージに起こる際の好転反応として、アザ、青たんが出来るという現象と同じと考えることも出来ます。
糖化物質を分解するには酸素が必要不可欠です。酸素を運ぶのも血液ですし、糖化物質を分解するにはそれ相当の酸素が必要になるために大量の血液が送られます。
脳は身体にとって必要のないものを分解、排除しようとしますので、その分解過程で血液が溜まっているという経過状態=クマが出来るという考えもありかと思います。

【歯周病、歯槽膿漏とクマは同じ?】
糖化した細胞はもろく柔らかくなります。細胞同士の結合が緩む。さらに血行が悪くなることにより、酸素不足が起こり分解が出来なくなる結果、炎症が起きたり腐ったり腐敗臭がしたりという結果を招きます。それは歯周病や歯槽膿漏と同じ反応であり、目の下にも起こりえる可能性はあるかもしれません。目の下に限らず、太ももや、ふくらはぎ、全身至る所で起こる可能性はあるということでもあります。

【クマを無くす対処方法】
糖化反応は炭素生物である以上、防ぎようのない反応(老化反応)でもあります。
しかしそれを遅らせることは出来ます。クマを無くす方法を血糖値の視点から考えると、

・糖質の摂取制限(血糖値を上げない、上げた状態を長時間作らない)
・ストレスの軽減(血糖値を上げない、上げた状態を長時間作らない)
・血行の促進(酸素を運び、分解を促進させる)※マッサージなど。


が、最も有力な方法と考えられます。

目の下のマッサージをするならば、歯肉マッサージがとても有効かと思われます。
上唇と歯の間のマッサージです。内側から直接マッサージすることにより、表皮側からマッサージするよりも数倍の効果が生まれます。血行と共に、リンパの流れも格段に良くなります。


就寝前に、シナモンティなどを飲むと良いかもしれません。
※まだ検証前ですが(/ω\)

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