依存症者と共依存者の関係では、どちらも成長することはない。
現状維持に永遠と時間を費やし、何も生み出すことはない。


唯一脱却の可能性があるとしたら、共依存者が共依存だという自覚、認識、概念を持ち、他者に依存することなく『自分』を持つこと。

駄目男好き、駄目女好きがあふれる昨今。依存症と共依存の関係が目立つ。
恋愛:
『好きって言ってくれる人が好き』『あなた色に染まりたい』『あなたが居なければ自分は生きていけない』『』
家庭:
「家族の為だけに働いているお父さん」「子供だけが生きがいのお母さん」「親の期待に沿うようにのみ頑張る子供たち」


なども共依存だ。

共依存者は人間関係において、共依存以外では深い人間関係が構築できない。

駄目な人好き から脱却するためには 共依存 というのはどういう状態で、どういうものなのかを学ぶことが最良の近道だ。(経験談)

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共依存の定義

共依存とは、他者に必要とされることで、自分の存在意義を見い出すことである。


共依存の原因

人間とは、実に勝手なものであり、
自分にとって都合の良い行動をする者を賞賛し、
自分にとって都合の悪い行動をする者は非難するものである。

そうしたことに目を背け、
ひたすら他人の賞賛を得ることを人生のすべての目的とする。
こうした価値観が共依存の原因である。

共依存を克服するための心がけとして

1.自分自身の生活基盤を整えることを第一に考えること。

2.一人の時間を楽しむこと。

3.他人を助けることは構わないが、自分を犠牲にしないこと。

4.相手の人間性を良く見極めること。

5.悪い人間関係は断絶すること。

以上の点が挙げられる。


共依存の特徴

(※ここにおける「相手」とは、依存対象のこと)

・相手の好意を得ようとして自己犠牲的な献身を行なう。

・相手の感情を操ろうとする。

・相手に見捨てられる不安を常に抱いている。

・相手に対し、「No」と言えない。

・相手の行動を長い目で見守ることができず、今すぐコントロールしようとする。

・相手のことばかりで頭がいっぱいになる。

・相手に依存することで、仕事や勉強、家庭から逃避する。

・相手のわずかな言動や行動の過敏になる。

・相手に対し、勝手な憶測をする。

・自らを犠牲にして人を助けたり、世話をしたりする。

・共依存以外の人間関係を構築することができない。

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参照※http://misakimuga.kt.fc2.com/
その他参照ページ
http://www.geocities.jp/pachimaya/kyouizon.html
http://rules.s10.xrea.com/rules/co_dependency.html

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【共依存の状態】                  【健康な状態】

現状にとどまる                    成長する

人の世話をやく                    人に関心を持つ

人を必要とする                    いっしょにいることを選ぶ

自己嫌悪                        自己愛

依存的                         自主的

混乱している                      自分が感じていることがわかる

感情を押し殺す                    感じていることを言う

心を読む                        たずねる

操る                           気持ちを伝える

憤慨する                        ノーと言う

消極的                         積極的

自分の力を手放す                  自分に力を与える 

本当の自分をかくす                 本当の自分を伝える

人に踏みつけられる存在だ             人との間に境界を設ける

否認をしていて不正直偉そうに支配する     現実に立ち向かう

恨む                           寛容

柔軟性がない                      許す

自己否定感                       自己肯定感

悩む                           決定する

非難する                         責任をとる

助けてもらうのを待つ                 責任をひきうける

(「共依存かもしれない」大月書店  ケイ ・マリー・ポーターフィールド)