乾燥肌の原因は血液です。

大きくわけて二つ。
食事による乾燥と、外気温による乾燥です。


ヒトにはホメオスタシス機能(恒常性維持機能)という機能があり、
体温が一定であったり、傷を元通りに治したりする機能がそれです。
簡単にいうと快適な状態を維持しようとする機能です。

1.食事による乾燥

米、ジャガイモ、砂糖、小麦等の血糖値を上げる食物を摂取した場合、血糖値が一気に大きく跳ね上がり、
それを下げようとするインスリンの分泌などにより血液が一瞬にしてドロドロになります。

血液がドロドロになると毛細血管へ血液、しいては酸素を運べなくなるため、血液を正常化(サラサラ)にしようとするホメオスタシスが働きます。

ドロドロをサラサラにするために、肌の水分を血液中に移動するために、乾燥が起こります。


2.外気温による乾燥

季節の変わり目は空気が乾燥するから乾燥肌になる。と思いがちですが、実はそうではありません。

これも食事同様、血液をサラサラにするために起こる現象です。

外気温が下がれば、当然体温も下がっていきます。しかしヒトは体温を36~36.5度を維持しようとしますので、燃焼により体温を上げようとします。

燃焼には酸素が必須です。ドロドロの血液だと、毛細血管へ血液が入っていけないため、身体表面の燃焼がストップしてしまい、体温が下がります。
ちなみに太る仕組み、身体表面に脂肪が蓄積されるのもこのためです。

なので、一定の体温維持のため、燃焼を促進させようと血液をサラサラにしようとする働きが外気温が低いときに起こります。

そのため体内の水分を極力血液に回し、表面の乾燥が促進されるのです。




※対策と注意点

という仮説の元対策を考えていくと、水分を大目に摂取するということと、血糖値を上げる食事を少なくする。ということになるのかと思います。

ただし冬場に冷たい飲み物を飲むと、体温がやはり下がってしまうので、お湯やお茶、ブラックコーヒーなどを飲むと良いのかもしれません。

間違って砂糖たっぷり飲料(カフェオレ、ココア)などを飲んでしまえば、20~30分は暖まったような気になりますが、その後血液のドロドロ化により燃焼がストップし、急激な寒さに襲われることになるのでご注意。