地震発生時の動物たちの異常行動。

単純にヒトとの可聴域の違いじゃなかろうか?

ヒトの可聴域は上限2万Hz。(と言われている。)
若者しか聴こえないと言われているモスキート音は17~18000Hz。

それに比べ犬や猫(鳥は調べてないけど)は6万~7万Hzまで聴こえる。

地震発生時には大地に圧力がかかる。
圧力が加わると電気が発生して、振動するという物質が地球表面の大地の6割くらいに埋蔵されている。

石英という石だ。

石英は2酸化ケイ素という分子の塊であり、水晶と同じ物質。

そういった圧力を加えると発電(ライターの石の磁気セラミック等)したり、電圧を加えると振動するような物質を圧電体という。

水晶振動(2酸化ケイ素)の周波数は約3万2千Hz。(半導体やら時計やらの精密機械に加工されて使われる場合はカットの仕方によるけど、一般的に?32768Hzに統一される。)

視力の上限が2.0と言われている時に、7.0が見えるアフリカ人がいるように、
2万Hzが上限で、7万Hzが聴こえる人が居てもおかしくはない。
3万2千Hzくらいであれば多少五感の感度が上がっている状態(変性意識状態)であれば、
容易に感じられる周波数かもしれない。

ヒトにおいてはその振動を耳鳴りとして察知出来る人も少なくはないが、
何の振動なのかは過去の経験により脳で変換されるため、原因不明の耳鳴りとして処理される。

音としては聴こえるが、なにを意味してるのかはわからない。他国の言語を聴くのと同じだ。
言語(声)も空気の振動であり、素粒子(及び電磁波)の振動だ。

変換不能なものを脳が察知した際、感じることは出来るが、変換できないため、
昔の人はそれを 『気のせい』(気=電磁波等の振動)と呼んだとか。

話は戻って、ヒト以外の動物に関しては、
6~7万Hzの音が聞こえてるわけだから、地震の際、普段とは違う異常音として捉えることは容易に思える。

または哺乳類の遺伝子に、ヘビを見ると恐怖を感じるという回路がインプットされているように、
ある一定の周波数(地震の)を感じた際、危険だ!と感じ非難する回路が、動物たちの遺伝子情報(脳回路)に埋め込まれている可能性も高い。

叫んだのは他者(同族の生物)に対しての呼びかけじゃなかろうか?



きっとヒトは文明の発達と共に、五感の能力が退化してきている。
日本では明治以降、電気の伝来辺りから、主に視覚重視の生物へと退化してしまったのではないだろうか。

明治以前、江戸時代くらいまでは、夜暗闇で過ごしていたと考えると、視覚以外の感覚器の感度が良かったのかもしれない。

それらは 気 という文字を使う言葉に残されているように、
気を使う 気配 気持ち 気が滅入る 気にする 殺気 陽気 気になる 気にする など、数多く存在し、科学的に考えてみても説明が付くと思う。

現代人は退化の果てに、視覚以外のもの、要は見えないものを見る力を失い、相手の気持ちすらも見えなくなっているのじゃないだろうか?

言葉の裏側だったり、行動の裏側、空気の変化(KYという言葉が広がっているように)なと。

家に帰ってご飯が用意されている。という現象の裏側には、作ってくれたという情報、そのさらに奥にある情報(気)である、優しさ(見えないもの)や愛に気が付けなくなってるのではないだろうか?