※女の勘 という男女を分けて考えるのはあまり好きじゃない。


脳科学においで、ここで鍵となるのは
『ヒトの脳は他者の脳と同調する』ということ。(その他生物もそうかもしれない)

催眠術の基本であり、ラポール(仲良くなる)を取る際に必ず使う
ミラーリング効果というものがある。

相手を同じ動きを気がつかれないようにすること。
例えば相手が腕を組めば自分も腕を組み、水を飲んだら自分も同時に飲む。
仲良くなりたいと思う相手には誰もが無意識に行っていたりする。

催眠術を行う際、これをさらに細かく気がつかれないように行う。
瞬きのタイミングを合わせたり、呼吸を合わせたりする。当然気がつかれないように。

そうすることにより相手の無意識が自分に対し仲間意識を持つようになり、
防衛本能が薄れて行く。

こちらから同調することにより、同調が完了すると今度は
自分が先に動くと相手も同じ動きをする。ここまでくるとほぼ完了。

あとは自分が催眠状態になると、相手も催眠状態になる。

これが催眠術の基礎である。

これらは催眠術に限らず、日常生活でも仲の良い人の間ではしばしば起こる。

女の子同士が一緒に住んでたりすると、生理の周期が同じになったりする。
あくびが移るのもこの原理だ。

逆に言うと嫌いな人のあくびはうつらない。同調していないからだ。


同調状態になると、相手の気持ち=自分の気持ち のように感じる。
相手が楽しいと自分も楽しくなり、悲しいと自分のことのように悲しい。

そう考えると、相手が嘘をついたりすると、それを違和感として感じ取ることも可能となるわけだ。

女の勘とは、相手と同調することによって、相手の意識が流れてくるようになり、相手の思考を感じられるようになる現象なのだ。

これらは変性意識状態の元で起こる現象である。

変性意識状態の深さ=同調率の深さ となるため、

男より女の方が深い変性意識になりやすいということで、『女の勘』と呼ばれるようになったのであろう。

男であっても深い変性意識状態になることが出来れば、『勘』を磨くことは難しくない。


これらの全てを詳細に書こうとすると、

気功、電磁波のエンコード、共感覚、要はヒトの脳で出来ることを科学的に書いていかなければいならないので、それはまた別の機会に。



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