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当然ながら周りの人には自分は見えていないようなので、一緒に救急車に乗り込んだ。
本体の意識はまだ戻っていないようだ。
たまに眉間にしわを寄せて苦しそうに唸ってる。
救急隊員が言うには内臓がに肋骨が刺さってるだとか、肺には届いていなさそうだとか。
ちなみに自分は苦しくもなんともない。
本体とシンクロしてるというわけではいらしい。
このままだと本体は助かるな。
喜んで良いのだろうけど、なんとも素直に喜べない。
ほどなくして病院に到着。
緊急手術すること小一時間にて無事終了。
幸い命に別条はないそうだ。
さらに数十分後、血相を変えた両親も到着。
母親が泣いている。
本体が無事で泣いているのだろうけど、やはり泣いてくれてるのが嬉しくて自分も泣いた。
自分は今さっき生まれたようなモノだけど今さっき死んだような感覚。
死にそうになって生まれた。
この両親から生まれて良かったとも思うし、この本体から生まれて良かったと思った。
そしてやはり誰も自分の存在に気が付いてない。
本体の意識が戻っても気が付いてもらえないだろうか?
とも思ったが、本体は自分だ。
自分が目を覚ました時に自分が目の前に居たら、まだ夢の中と思うか幻覚だと思うか、
ショックを受けるかな。。
そもそもそんな状況今まで生きてた中で想像したことないな。
などと自分に気を使っている自分に変な感じがした。
この先どうやって生きて行こうか?
それよりも肉体はあるような感覚だけど自分にも透けて見えてる。
この身体はあとどれくらいの時間持つのか?
疑問はいっぱいあるけどとりあえず自分は病室を後にし、病院の外へ出ることにした。
外はもう真っ暗だった。
建物から出て数十歩行くと、
『よう少年!』
と声を掛けられた。
観るとベンチにおっさんが座っていた。
-ドッペルゲンガーの憂鬱 第二話-
当然ながら周りの人には自分は見えていないようなので、一緒に救急車に乗り込んだ。
本体の意識はまだ戻っていないようだ。
たまに眉間にしわを寄せて苦しそうに唸ってる。
救急隊員が言うには内臓がに肋骨が刺さってるだとか、肺には届いていなさそうだとか。
ちなみに自分は苦しくもなんともない。
本体とシンクロしてるというわけではいらしい。
このままだと本体は助かるな。
喜んで良いのだろうけど、なんとも素直に喜べない。
ほどなくして病院に到着。
緊急手術すること小一時間にて無事終了。
幸い命に別条はないそうだ。
さらに数十分後、血相を変えた両親も到着。
母親が泣いている。
本体が無事で泣いているのだろうけど、やはり泣いてくれてるのが嬉しくて自分も泣いた。
自分は今さっき生まれたようなモノだけど今さっき死んだような感覚。
死にそうになって生まれた。
この両親から生まれて良かったとも思うし、この本体から生まれて良かったと思った。
そしてやはり誰も自分の存在に気が付いてない。
本体の意識が戻っても気が付いてもらえないだろうか?
とも思ったが、本体は自分だ。
自分が目を覚ました時に自分が目の前に居たら、まだ夢の中と思うか幻覚だと思うか、
ショックを受けるかな。。
そもそもそんな状況今まで生きてた中で想像したことないな。
などと自分に気を使っている自分に変な感じがした。
この先どうやって生きて行こうか?
それよりも肉体はあるような感覚だけど自分にも透けて見えてる。
この身体はあとどれくらいの時間持つのか?
疑問はいっぱいあるけどとりあえず自分は病室を後にし、病院の外へ出ることにした。
外はもう真っ暗だった。
建物から出て数十歩行くと、
『よう少年!』
と声を掛けられた。
観るとベンチにおっさんが座っていた。
-ドッペルゲンガーの憂鬱 第二話-