小説買いました!

本腰入れて小説を読もう!と思ったのは

『リング』『螺旋』ぶりだから・・・なんと10年以上ぶり!!

今日買った小説は

筒井康隆著 『 家族八景  』(新潮文庫)
『ビビッときたら書くブログ』 by nippy


価格:460円   安い!!(ノ´▽`)ノ


そして、発売日: 1975/02 古!Σ(・ω・ノ)ノ!


「七瀬三部作」の一作目。ニ作目「七瀬ふたたび」、三作目「エディプスの恋人」。

七瀬とは登場人物(主人公)であり、幸か不幸か生まれながらのテレパシーをもって、目の前の人の心をすべて読みとってしまう可愛いお手伝いさん――彼女は転々として移り住む八軒の住人の心にふと忍び寄ってマイホームの虚偽を抉り出す。人間心理の深層に容赦なく光を当て、平凡な日常生活を営む小市民の猥雑な心の裏面を、コミカルな筆致で、ペーソスにまで昇華させた、恐ろしくも哀しい本である。(新潮社公式HPより)

感想(まだ第3章だけどw)
自分が生まれる前に書かれた作品。お手伝いさんという設定から高度経済成長時代だったんだなーとしみじみ。各章ごとに、8つの家族のお手伝いさんとして転々と渡り歩く。
当時の家族感みたいなものを想像して読んでいたけれど、いつの時代も家族間の内面思考ってこんなにどす黒いものなんだなーと感じた(笑)
現代に置き換えてもなんら変わりないというより、むしろ現代の方がもっとどす黒いような気さえする。
上辺だけの言葉のやり取り。内心とは裏腹な言葉。それが読めてしまう精神感応者の苦悩。さらには18歳という年頃の若さゆえのコントロール力のなさ。。。あったら良いような悪いような考えさせられる能力。

まだ3章のためここまでしか書けないw



それにしても小説家って凄いなーと改めて感じた!
切り口というか、表現力!同じ超能力モノを書こうとしても、能力を前提とした周りに気づかれた側の心理は当然としても、気付いた側の黒い心理の表現が特に上手く好きだ><

小説家がすごいというか筒井康隆さんがすごいのか!

『っぽい!』
を思いついてからもう1年くらい経つかも?(笑)
あれの続きを書くとしても、今書くと第1話の大前提すら崩れてそうで怖いw
でもより深さを増した形で2話以降書けそうな気もする!

あ、引退はしません(笑)