政権奪還を大勝利という形で果たしたが
喜んでいる暇は無い
私の恩師である拓大大学院遠藤浩一教授の
選挙前の講演から引用する。
今回の衆院選の争点は
「民主党政権をどう評価するか」
とし
前回の衆院選は
「3年4カ月前の判断は民意の過ちであった。
民主党の勝利ではなく、自民党の崩壊と敗北という
政治的なできごとだった」
と分析.
そして、
政治は、よりましの選択だ。絶対の追求ではない。
調整するのが政治の役割であり、調整に絶対を
持ち込んではならない
広い意味の保守が参集した保守共同体の再構築を考え
平成の保守合同が必要になる。
と指摘。
久々に恩師の言葉を耳にし選挙漬けの日程で
見失ってしまったものを取り戻した。
日本が右傾化したとの指摘もあるが国家としての
生き残りを賭け、まともな国家体制を
目指そうとしているに過ぎない。
国家観を軸にした本物の保守政治を自民党ができなければ
今回の政権奪還の意味は無くなってしまうだろう。
課題山積の日本の現状を考えると
勝利に酔っている暇はない。