思い起こせば3年半前

ある候補者の選挙事務所で

民主党政権誕生の瞬間を目の当たりにした。


結局、その候補者は比例復活を果たすが

このあと続くであろう民主党政権による国益の損失を

想像すると一候補者の当落など私にとっては

どうでも良い程落胆は大きかった。


この落胆と苦悩が私の千代田区議会選挙への

立候補の大きな原動力となっている。


鳩山、菅両政権は評価するに及ばず、

実は期待していた野田総理は国家観よりも

民主党の代弁者としての姿しか見えなかった。

唯一、評価するならば解散の決断のみだろう。


明日の総選挙公示は待ちに待った

日本復活の好機であるアップ

千代田区議会議員 永田壮一オフィシャルブログ『今日の靖國』Powered by Ameba


憲法・原発・増税・経済対策・TPP等、争点は多い。

これだけの難題に立ち向かうにはまず第一に

国益を考えなければならない。

さらに、政治家は現実的な国家運営のために

理想論に振り回されてはならない。

そう考えると実は事務的な問題でしかない課題も多い。


原発については経済性や代替エネルギーの現状を

考えると単純に期限を切って廃止を論じることに

何の意味があるだろうか。

年間3兆円以上火力発電の燃料コスト増となっている

現状では反原発と増税はセットで考えるしかない。

そこを無視し感情論で卒原発など言うのは無責任だ。


TPPでは内容以前に交渉することすら反対する

のであれば国際市場から取り残されてしまうだろう。


憲法は昭和22年の占領下で発布された英語の翻訳を

一言たりとも変えてはならないと議論すら拒否し

「アメリカの言いなりになるな」と主張する

護憲派の論理に正当性は全くない。


自衛隊は海外に行けばどのような名称にしようと

「軍隊」でしかない。国際紛争を解決するための

手段としての武力の行使はしない。(9条1項)

そのための武力は保持しない。(9条2項)

あいまいな位置づけの自衛隊を「国防軍(軍隊)」

とはっきり規定することは当然である。



時には国民から反対されることがあっても

国益を守るためには辛抱強く説得し実行

できる粘り強さを持った指導者が必要である。


国家観がなく民意だの国民の声だのと叫ぶ

政党(候補者)は信用できない。