没後40年
三島由紀夫氏追悼会
「憂国忌」
と き 平成22年11月25日(木曜日)
午後5時(4時半開場)
ところ 九段下「九段会館」大ホール
第一部 鎮魂祭 (祭主 松本徹 三島文学館館長)
乃木神社宮司による神道儀式(およそ50分)
第二部 パネルディスカッション(18:15頃から)
「あれから40年。日本はどこまで堕落するのか」
井尻千男、遠藤浩一、桶谷秀昭、西尾幹二(司会 宮崎正弘)
会場分担金 おひとり1,000円(記念冊子を差し上げます)
檄 文
※一部抜粋
われわれは戦後の日本が、経済的繁栄にうつつを抜かし、
国の大本を忘れ、国民精神を失い、本を正さずして末に走り、
その場しのぎと偽善に陥り、
自ら魂の空白状態へ落ち込んでゆくのを見た。
政治は矛盾の糊塗、
自己の保身、権力欲、偽善にのみ捧げられ、
国家百年の大計は外国に委ね、
敗戦の汚辱は払拭されずにただごまかされ、
日本人自ら日本の歴史と伝統を涜してゆくのを、
歯噛みをしながら見ていなければならなかった。
楯の会の根本理念は、ひとえに自衛隊が目ざめる時、
自衛隊を国軍、名誉ある国軍とするために、
命を捨てようという決心にあつた。
今こそわれわれは
生命尊重以上の価値の所在を諸君の目に見せてやる。
それは自由でも民主主義でもない。日本だ。
われわれの愛する歴史と伝統の国、日本だ。
これを骨抜きにしてしまった憲法に体をぶつけて死ぬ奴はいないのか。
もしいれば、今からでも共に起ち、共に死のう。
われわれは至純の魂を持つ諸君が、
一個の男子、真の武士として蘇えることを熱望するあまり、
この挙に出たのである。
三島由紀夫
身を挺して訴えた真の日本、自衛隊を国軍とする思いは実現されていない。
三島由紀夫氏没後40年経ても何も変わっていない日本。
「憂国忌」我々は今後どう生きていくべきか考える日でもある。