蓬莱列島のコンパスの取っ手口 瑠璃光寺 | ひょっこりひょう「たいわん」島/(台湾ブログ)

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蓬莱列島のコンパスの取っ手口 瑠璃光寺


記事の谷間というネタ不足状態 ゴールデンウィークに山口に久しぶりに行って1ヶ月経つのですが埋め合わせ。 

山口の観光名所である瑠璃光寺の紹介
瑠璃光寺
瑠璃光寺(るりこうじ)は、山口県山口市香山町にある曹洞宗の寺院。山号は保寧山、本尊は薬師如来。国宝の五重塔を中心として、境内は香山公園と呼ばれ、桜や梅の名所にもなっている。大内氏全盛期の大内文化を伝える寺院であり、「西の京・山口」を代表する観光名所となっている。香山墓所は「毛利家墓所」のうちの一つとして国の史跡に指定されている。


記事にして見るもので Wikipediaに「開基 陶弘房夫人」とあった。ほとんどの人は気が付かれていないというか見ていないと思いますけれど ブログの私のプロフィールの名前のところに「陶嘉久」と名乗っているわけです。本名ではありませんが 私の氏は大内の支族の陶のこれまた支族ということでそんな名前にしていることもあり あら無縁じゃなかったのねというその程度ことですけど。湯田温泉からさほど遠くない場所でありますから 山口に寄られたら是非行って見てくださいませ。

いきなり台湾の話になりますが 台湾はもともと中国とは関係なしに歴史が始まり 現在の不幸は 600万人の台湾人の住むこの小さな島に戦後 国共内戦に敗れた蒋介石の軍隊が中国という巨大な国の全ての省から200万人の人達が無理矢理住み着き 支配者となり国の全ての機関を 前の統治者であった日本から引き継ぎ今に至っているわけです。台湾が所謂「民主化」したと建前的にはなっていても実際融合した民意がそこにあるかといえば ほぼ無形成、「台湾には二つの国が存在する」と称した人がおられる通り 中華民国は外省人(中国人)のものであり 台湾人はその架空の国の憲法に法治されている占領状態の民なのです。よいことといえば中国全土から支配的階級の人が台湾に逃げ込んで来た為 現在は人口の約10%強の200万~300万の外省人(中国人)は少数とはいえ 12億の中国と対峙しここまで持ちこたえて来た能力のある集団でありました。このあたりは別の機会にして 尖閣問題が語られる時「台湾」と出てくるわけですが 大きく間違えであり「台湾に拠点を遷した中国人政権」が尖閣問題に首を突っ込んでいるだけで 基本的に李登輝さんの見解である「尖閣は日本領」というのが多くの台湾人の意見に近いものだと知ってほしいものです。
さて 話は山口に戻して大内と毛利 現在山口県人の多くは滅亡した大内を尊敬しているものの 毛利は隣の広島の吉田の田舎侍と全く人気がないことをご存知の方は意外と少ないのではないでしょうか 関ヶ原で敗れて 中国10カ国の家臣軍団を引き連れ防長二ヶ国に減封された姿は 現在の台湾の状況と似たものがあったかと。400年経ちますが多くの山口県民からしたら文化を残した「大内の殿様」の方が好きなんですよ。


瑠璃光寺の手水舎の水盤の横に「杓底一残水」の石碑があり
汲み取り使った後の 杓の底に残ったわずかな水を わずかでも元に戻すという行為のことで
ものを粗末に扱わないで大切にする心こそ仏心とありました。
電力問題の前に考えるべきことはあるでしょうね。 


以上
2012/6/10(日) 投稿
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