「台湾同胞に告げる書」(中国、台湾のWHO参加容認 「一つの中国」原則変わらず) | ひょっこりひょう「たいわん」島/(台湾ブログ)

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「台湾同胞に告げる書」(中国、台湾のWHO参加容認 「一つの中国」原則変わらず)

産経
【北京=伊藤正】中国の胡錦濤国家主席は31日、「台湾同胞に告げる書」発表30周年記念座談会で演説。その中で「台湾の国際組織活動への参加」について、「二つの中国」「一中一台」をつくらない前提下で「両岸(中台)の実務的協議を通じ、情理に合った処理ができる」と述べた。

 これは、当面最大の焦点になっている台湾の世界保健機関(WHO)参加問題に関した言明とみられる。中国は、今年5月のWHO年次総会に台湾がオブザーバー参加する方針を固めているとされるが、「一つの中国」の原則を強調することで、台湾側にくぎを刺す一方、中国内部の警戒論を意識したものといえる。

 「台湾同胞に告げる書」は1979年元旦に中国全国人民代表大会常務委員会が発したもので、武力解放から平和統一へ転換した綱領的文書。胡錦濤主席はそれ以来の中台関係の発展に触れながら、台湾独立派を厳しく批判、馬英九政権発足後の経済・文化関係などの交流・発展を促すため6項目の方針を打ち出した。

 その中で注目されるのは、「適当な時期に軍事分野での接触・交流をし、安全と信頼の相互システムを構築」、敵対状態を終結させるとしている点。平和攻勢を強める構えを示したものだが、双方とも軍事増強を続けている状況が急に変わるとはみられていない。


まずは必要以上に反対し続け 妨害活動は全力で行い 全く聞く耳を持たない態度を取り続けるのが中国の外交姿勢。

そして全く譲歩ではないのだが 姑息にも自分の意志を100%通す術を心得ているのが中国。ここでは「WHO」は本来関係ない「一つの中国」原則」を認めさせる戦略だが 意外と馬鹿は引っかかる。馬政権にとって「WHO」加盟という政権維持に必要などうしても実現したい欲はある。しかしこのエビで鯨を釣るような行為でまさか乗っかるとは思えないが 交渉相手がおろかな場合それが可能になる見抜く洞察力は中国にはあり したたかだ。

不幸なことに台湾はちょうど支持率が低迷し続け 頭が極端に悪い馬総統 ここぞとばかりに出して来ました「一つの中国」という踏み絵。

馬のお得意な「中華民国憲法」による認識では 統一中国は「中華人民共和国」ではなく「中華民国」によってなされるもの ここで判子を押せば 一つの中国とは「中華人民共和国」と認めるわけだが 彼の頭脳では 判子を押してしまいそうである。


ということで 今回は「台湾同胞に告げる書」という用語が出てきたので 「台湾台湾基礎知識・用語」の書庫に収納

「台湾同胞に告げる書」
全国人民代表者大会常任委員会「台湾同胞に告げる書」(1979年1月1日)
全国人民代表者大会常任委員会「台湾同胞に告げる書」(1979年1月1日)

親愛なる台湾同胞の皆さん、

 本日は1979年の元日です。私たちは、祖国大陸の各族人民を代表して、さまざまな地位の同胞にむけて、親密な挨拶と心からの祝賀を述べます。「毎逢佳節倍思親(めでたい日を迎えるたびに、肉親への思いは倍になる)」という古い言葉もあります。この喜ばしい新年にあたり、私たちの肉親への思いはますます深まります。台湾の父母兄弟姉妹たちへの思い。私たちは、あなたたちも祖国と大陸の肉親を限りなく懐かしく思っている事を知っています。この長々と続く歳月は相互の思念の情を日ごとに強めます。1949年に台湾と祖国が無残に分離されてから、私たちは音信不通になり、往来は断絶し、祖国は統一されず、肉親たちの団欒の手立てもなく、民族、国家及び人民はみな巨大な損失をこうむってきました。すべての中国同胞および全世界の華僑で、このような心の痛む状態を一日も早く終息させたいと望まない人はいません。

 我々中華民族は偉大な民族で、世界の人口の四分の一近くを占め、悠久の歴史と優れた文化を享有しています。世界の文明と人類の発展への卓越した貢献については、世界中がこれを認めています。古くから台湾は、分かつことができない中国の一部です。中華民族は強大な生命力と結集力を備えています。長い歴史の中では、他民族の侵入や内部の紛争が発生したことが何度かあるとはいえ、そのために民族が永久の分裂に陥ったことはありません。最近30年間の台湾と祖国の分裂は人為的なもので、我々民族の利益と願望に反しており、このような状況のままに放置しておくことはできません。中国人一人一人が、台湾で生活しているか大陸で生活しているかを問わず、すべて中華民族の生存、発展及び繁栄に対する、他に転ずることのできない責任を負っています。このように、祖国統一は全民族の前途に関係する重大な任務であり、現在、我々の面前に置かれており、誰も回避することはできないし、回避してはならないものです。このような目の前の分裂状況を終息させて早期に祖国統一を実現しなければ、私達の祖先をどのように慰められるのでしょうか。後世の子孫に対してどういって言い訳するのでしょうか。人は心を同じくし、心は理を同じくし、およそ黄帝の子孫に属するものは、どうして民族の末代までの大罪人になることを欲するものでしょうか。

 この30年来、すでに中国の世界における地位は根本的に変化しています。我が国の国際的な地位は日を追うごとに高まり、国際関係は日を追うごとに重要になっています。各国の人民と政府は覇権主義に反対し世界の平和と安定を維持するために、我々に大きな期待を寄せています。中国人はみな、祖国が日増しに強盛になるのを見て、誇りに思っています。目前の分裂状態をわれわれが早期に収束させれば、力を一つに合わせて、人類の前途に貢献することができ、その効果は計り知れません。祖国統一の早期実現は、台湾同胞を含む全中国人民の共同の願いであるのみならず、全世界の平和を愛するすべての人民および国家の共通の願望です。

 今日、中国統一の実現は、人心の向かうところであり、大方の趨勢です。世界中あまねく、一つの中国だけを承認し、中華人民共和国が中国唯一の合法的な政府であることを認めています。最近、中日平和友好条約が締結され、また中米両国関係の正常化も実現し、この潮流はいかなる人もさえぎることはできません。祖国の安定と団結のための条件は、これまでのどの時期と比較しても良好です。大陸の各族人民は、四つの近代化の偉大な目標を実現すべく心を一つにして力をあわせています。私たちは、台湾が早期に祖国に帰り、共同で建国の大業を発展させることを心から望みます。すでに、私たちの国家の指導者は、必ず現実の状況を考慮し、祖国統一の大業を完成すること、統一問題を解決するに当たっては、台湾の現状と台湾各階人士の意見を尊重し、情を重んじた合理的な政策と方法を採用し、台湾人民に損失を蒙らせないことを決心し表明しています。

 私たちは1700万人の台湾人民に希望を託し、台湾当局に希望を託しています。台湾当局は一貫して一つの中国の立場を堅持し、台湾独立に反対しています。まさにこれは私たちと共通の立場であり、合作の基礎であります。私たちは一貫して愛国一家を主張します。祖国統一は、一人一人の責任です。台湾当局が、民族の利益を重んじて、祖国統一実現の事業のために、高貴な貢献をすることを望みます。すでに、中国政府は、本日より人民時解放軍に金門などの島嶼に対する砲撃を停止するよう命令しました。現在の台湾海峡両岸には、双方の軍事的な対峙が存在しており、これは人為的な緊張を作り出すだけです。私たちは、まず中華人民共和国政府と台湾当局が交渉し、このような軍事対峙状態を終息させ、双方のなんらかの交流に必要な前提と安全な環境を作り出す必要があると考えます。長期の隔絶のために、大陸と台湾の同胞は相互に理解せず、互いのさまざまな不便が造成されています。遠い海外の華僑の同胞がみな帰国し、観光し、親族と団欒を楽しんでいます。どうして、すぐそばの大陸と台湾の同胞が自由に往来することができないのでしょうか。私たちは、このような垣根が存在し続ける理由はないと思います。私たちは、双方が迅速に航路、郵便の開放を実現し、双方の同胞の直接の交流を可能にして、互いに消息を知らせ、親族や友人を訪問し、参観旅行で訪問し、学術文化体育工芸を振興して互いに高めあうことを希望します。

 台湾と祖国の大陸は、経済的にも本来一体の整合体です。近年、不幸にも経済関係は中断しています。現在、祖国の建設は大きく発展しており、私たちは台湾の経済が日増しに繁栄していくことを希望します。私たちは相互に貿易を広く発展させるべきであり、経済の交流を進めるべきです。これは、相互の需要であり、いずれか一方の利益や損害をもたらすものではありません。親愛なる台湾同胞の皆さん。私たちの偉大な祖国のすばらしい前途は、我々のものであり、またあなた方のものです。祖国の統一は、歴史が私たちの世代に課した神聖な使命です。時代は前進し、情勢は発展しています。私たちが早期にこの使命を完成すれば、協同で我国の空前未曾有の輝かしい歴史を創造することができ、先進の強国に伍して世界平和、繁栄および進歩を図ることができるでしょう。私たちは手を携えて、この光栄ある目標に向かい、ともに奮闘しようではありませんか。


無邪気に信じている「台湾同胞」という認識、無邪気さとは怖いものであり いくら真実は誤認識でも 彼らの同胞意識というもから ひとたび「違う」と意思表示すれば 純粋に信じてきたものに反逆する極悪行為となる。歴史の虐殺行為というのが「同胞」へ向けられるのは「チベット」や「228」で証明されているだけに 仮に台湾の中国への併合が 将来起これば 必ず血は流れるのだ。

以上
2009/1/1(木) 投稿
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