
にほんブログ村
湯徳章(坂井徳章)さんのこと

今年に入って「湯徳章」という検索ワードでこのブログに入って来る人が毎日いて はて何かあったかと気にかけていたところ 有名なノンフィクション作家の門田隆将さんが 『汝、ふたつの故国に殉ず』という本で湯徳章のことを書かれたそれが出版され 湯徳章というワード検索でその影響だった。
最近本屋さんに立ち寄ることも少ないのでまだ購入していないが 本屋さんに行ってみるかな。
坂井徳章こと湯徳章さんとはwikipediaから
第二次世界大戦終結後、中国国民党統治下で発生した二・二八事件において、台南市の人民自由保証委員として台南学生をなだめ、国民党軍の報復によって台南学生が虐殺される事態を防いだ人物として知られる。台南学生・市民を庇う過程で刑死。国民党軍により市中引き回しの上、大正公園にて処刑された。

日台のハーフで228事件の犠牲者 戦後も台湾に残り弁護士という地位から台湾人を守る行動をされ 国民党によって処刑 最後の言葉は目隠しを拒否し「「私には大和魂の血が流れている」「台湾人、万歳!」だったといわれている人。
処刑された場所は台南駅からほど近い「湯徳章紀念公園」1998年民生緑園という国民党的中国由来の名称から改められ銅像が建ち顕彰されている。
私が訪れたのは10年ぐらい前だったろうか 城郭都市特有のロータリー交差点の中の島の公園 そこにそびえる蒋介石の巨大な像を撮影目的で入る。
実際は蒋介石でなくて孫文像の背中を背後から見据える位置に配置されていたのが湯徳章の銅像。
父方が日本人であるので日本人といってもよい人の銅像があるのは台南だからなのだろうとの印象だった。
ただ 228事件を起こした張本人ではないが中国人の象徴 国民党の国父の銅像が 虐殺された人の銅像にお尻を向けて建つ 台湾の不条理を感じていた。

この不条理は 私のような所謂右翼的な日本人の考えだけではなく 動画にあるような孫文の銅像の引き倒し事件となり 台湾人の今に残る怒りでもある 蒋介石や孫文の銅像は今、徐々に減りつつあるが それをたくさん建てたのは銅像にある【L】の紋章 ライオンズクラブ。
話のついでだけれど 門田隆将さんのライフワーク 228事件の1年前中国で起きた戦後の中国共産党軍と朝鮮人民義勇軍による日本人虐殺事件通化事件も陽が当たらないな。
以上
2017/1/9(月)投稿

にほんブログ村