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西本願寺伝道院(京都)の怪獣とと台湾神社の狛犬の繋がり


西本願寺の御影堂門を出ると堀川通りを挟んで西本願寺総門があり如何にも門前町、総門をくぐると正面通りで左右に仏壇仏具店が軒を並べた落ち着いた風情。その中にレンガ造りの風格ある近代日本建築が目立ちそこにあるのは浄土真宗本願寺派伝道院 お寺さん関係の建物が何故レンガなのかといえば もともと真宗信徒生命保険株式会社の社屋で浄土真宗絡みではあるものの保険会社であった為 西本願寺第二十二世法主・大谷光瑞が発注し 明治45年に東京帝国大学教授伊東忠太の設計により建築。建物のまわりの柵柱の石造怪獣と呼ばれるものに目が行く。狛犬のようなものからインドの神様なのか象など手の込んだ怪獣がユニーク。施主が法主で宗教性はあるものの保険会社の建物ということもあったのだろう その自由度が柵柱の石造怪獣となり実によい。ここで思い浮かんだのが台湾の神社の狛犬、神社の狛犬ではあるのだけれど 本土から離れた新領土でのなせることなのだろう ここの石造怪獣ほどではないが 本土の狛犬よりも造形に自由度があり台湾の狛犬は個性的だ。そんなことを思い浮かべて写真を撮り この時代の有名な建築家の多くは台湾で建物を設計していることから伊東忠太と台湾で調べてみると この伊東忠太さんは台湾神社を設計したひとで 彼は靖国神社の狛犬などもデザインしていることから 定かではないが台湾神社の狛犬 現「劍潭公園の狛犬」も伊東忠太さんのものである可能性があるという説もあるようだ。柵柱の石造怪獣をみて台湾の狛犬を連想したのもデザイナーが同じひとだからなのだろうか。


台湾神社の狛犬 現「劍潭公園の狛犬」
以上
2013/1/20(日) 投稿

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