原爆の碑文 | ひょっこりひょう「たいわん」島/(台湾ブログ)

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原爆の碑文


有名な碑文「安らかに眠ってください 過ちは繰り返しませんから」、日本語的に主語が省略されているが 明らかに日本人の立場から発せられた言葉 明らかに精神的に異常な状態から作られた碑文と言える、百歩譲って「平和を築く」という意思表示と解釈するにしても 原爆死された人々への慰霊に使われる言葉ではありえない。「通り魔に殺された人の慰霊の言葉に「通り魔のいる世の中を作ったのは君たちだけれど これから通り魔のない世の中を作るから 死に損だけど勘弁せいや」というのと次元は同じである。死者にその責任をかぶせつつ 碑文作成者の身勝手な正義へ対する自己満足を表明してみせるものは異常としかいいようがない。この碑文には思いやりがまったくなく 慰霊という目的以外の思いがあまりにも先行していると言える。


2008.4.4のブログ記事より

米国の占領下で書かれた日本国憲法とこの原爆の碑文 終戦直後の日本人の心理的なものが反映されたものである。当時の打ちのめされた日本人の考え方と尊重は出来たとしても 当然戦後60年たち 大東亜戦争の姿も 評価するものによって変わってくる。原爆で生き残ったひとから亡くなられた人への言葉と 我々のような未来に位置する人から亡くなられた人への言葉というものは当然変わってくるが 一番大切なことは日本人を主語とした言葉にしないと オバマさんが広島を訪れた時「日本人はアメリカ人が謝罪した碑文を捏造して建てている」とクレームを付けられても返す言葉もないだろう。



以上
2009/8/6(木)投稿