様式美の中の自由、 保守の真髄
制限されたものの中でこそ 人は優れた表現を発揮する 創作家の偉大さは 執着というとらわれの中にあるような気がする。「様式美の中の自由」というものの価値はそれぞれのジャンルの中にある。
小説というジャンルでいうなら 文字の限りや、それぞれの言語の人びとに共通した決め事があるから 小説は作者の心象の動きを 読者は追うことが出きる。そうでなければ他人の心象を 頭のなかでそれぞれ復元し感受することは難しい。
スポーツというジャンルもルール(用具の制限、体重別なども含み)があるから 秀でた超人の素晴らしさがわかる。
何故守られて来たのか 何故今日においても伝統というものがこれほど有益かは それは歴史に洗われながら 自然に残り形作られ出来上がったものであり 形式という完成されたものは調和のとれたものであるからだ。様式美という言葉もそんなことを人が感じているから存在する。その形式中によいものを、その中に価値を見つけ出し今に活用するのが保守の真髄である。論理的なものというより本能の作用がそうさせる。
国柄というものは 途方もなく広範囲に重層的にかつ継続的に重なったその国の固有の歴史からくる文化といえるだろう、その文化的産物の濃縮されたものが言語であるが 日本においては文化や言語は有機的に天皇との関係において出来上がっているもので それらを守る為の最も有効的な手段は 天皇家との関係を保つこと 即ち天皇、皇室をお守りするということである。
日本の文化が今後も華やぐには 国体という様式美に縛られるということだ。これが日本の枠である。
掲示板「天皇陛下のいない国のビジョン」2004/ 5/14投稿
真正保守の真髄とは何かと短い文章で表現するならこんな感じの文章になるだろうか?
民主党の党旗は日の丸をモチーフにしながら 今では党大会に日の丸はない 一体どのような枠の中で彼らは政治を行うつもりなのだろうか
中国国民党の政治には当然「台湾」はない それは異民族占領政権の残滓だからである
それと同じで民主党の政治には「日本」はない それは占領政権の植えつけたイデオロギーに突き動かされているからである。
いまこそ 占領から抜け出せ!
以上
2009/8/1(土) 投稿