真贋 | ひょっこりひょう「たいわん」島/(台湾ブログ)

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真贋




奈良のキャラクター せんとくんのデザインが発表されたとき なんて不細工で気持ち悪いと感じ 私も批判したひとりであった。時が経つと感じ方が変わるのか 毎日奈良駅にあるせんとくんを眺めているとみなれたというのだろうか 優れた意匠であると後付でみっともないのだがこのキャラクターは気に入っている。 
自分にはせんとくんを最初から良いと言えるセンスがなかったが 最初に目にした時の気持ち悪さは 偽りのないところ、しかしながらじわじわとその良さがわかってきて 全国に誇れるキャラクターと今では言える。

奈良といえば鹿に大仏 せんとくん以前から せんとくんの様に仏像に鹿の角というキャラクターはデザインされていた。発想という点では類似というよりズバリ同じものであるけれど これをパクリという声はあがっていない。それは第一印象のその気持ち悪さにこそ独自性があって そこに十分創造というものが備わっているからなのだろう。

せんとくんの創作者の籔内佐斗司さんは彫刻家で その彫刻作品には籔内佐斗司さんのものだとわかる作風がある。 籔内佐斗司さんの他の作品と同じいかにも籔内佐斗司作というものがせんとくんにもある。

一つ疑問があった何故彫刻家に行政キャラクターでデザイン画を描かせたのだろうかと。しかし絵に描かれたせんとくんが立体の人形やぬいぐるみになった時理解できた もともと立体造形の彫刻家の作品だけあって 平面が立体になっても アニメの実写化のようながっかり感はなく 選考者もそこを見ていたのかと感服している。

さて佐野さん アートディレクターというスーパーのチラシ作りと同じどこから素材を取ってきても許される世界のひとだったようで そもそも作風はなど存在しない仕事 企業や広告主に合わせて製作するのがそのお仕事 一目見てアンディ・ウォーホルという芸術の世界のひとではない人に アートディレクター、クリエイティブディレクターであって モチーフへのこだわりや画風ないグラフィックデザイナー 商業デザインの人に 国家行事のデザインを発注するのは間違った選択だったのだろう。

芸能人の浮気釈明に似たご迷惑をおかけしたとのHPに言い訳文章 家族に危害がおよぶから辞退すると家族を被害者にして 家族を盾代わりとは情けない
佐野研二郎のオリジナルな作品は 唯一一つだけ 彼が一生かけて作り上げて来た貧相でみっともない哀れな人相がにじみ出た顔。これはさすがにオリジナリィを認めようではないか。

佐野さんのこの作品に嫌悪感を抱き彼の不正を証明する証拠を次から次に見つけ出し 国民の築いたクールジャパンという財産への被害拡大を食い止めたネットの住民にお礼を申し上げたい気持ちだ。 

以上
2015/9/2(水) 投稿