象徴と依代(よりしろ)2 | ひょっこりひょう「たいわん」島/(台湾ブログ)

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象徴と依代(よりしろ)2

「依代」とはこのような漢字が当たっているが 神の寄るところ 神が映し出されるところ 、遷されるところと表現した方が分かりやすい

目に見えぬものの存在をこのような形で表現するのも人の知恵の線上にある。

更に少し手の込んだところで 伊勢神宮の遷宮も 歴代天皇の皇位の継承も 建物や人の体という朽ちるものを 言葉は悪いがコピーしているという行為を見せることで 同じくそのままの形態を映し出す手法なのだ。

神道が鏡を依代にするのも 神を遷し、写し出すそういう概念によるものなのだ。

国民の統合としての天皇は このような現人神という日本の持つ文化的概念の存在を認識できない社会化出来ない人にとって少し難しい話なのだろう。社会が何を共有しているかと知ることがなければ 共通の言葉で話すことは出来ないのである。

以上
2009/11/5(木) 投稿