『武士道サンキュー』  旧海軍艦長が救助の英国人 | ひょっこりひょう「たいわん」島/(台湾ブログ)

ひょっこりひょう「たいわん」島/(台湾ブログ)

自称「台湾総合ブログ」です。 台湾の「芸能」「観光」
「映画・ドラマ」「歴史」「古跡」「地理」「人文」
「言語」「民俗習慣」「グルメ」「図書・書籍」
「風景・自然」「社会」「宗教」と台湾生活のことなど
Yahooブログから 引っ越し中

『武士道サンキュー』  旧海軍艦長が救助の英国人

東京新聞
「武士道の精神を示してくれてありがとう」。第二次世界大戦で乗艦が撃沈され、一日漂流した後、旧日本海軍の駆逐艦「雷(いかずち)」に救助された元英国海軍中尉のサムエル・フォールさん(89)が七日、救助を指示した当時の雷艦長・故工藤俊作さん(一九七九年没)の墓がある埼玉県川口市の薬林寺を訪れ、墓前に花を供えた。
 フォールさんによると、旧日本軍と連合国艦隊は一九四二年、インドネシアのスラバヤ沖で対峙(たいじ)。乗っていた駆逐艦「エンカウンター」は撃沈され、百六十三人が救助された。他の船も合わせると、救助された英国兵は四百二十二人に上るという。
 「皆さんは帝国海軍の名誉ある客人です。勇敢に戦った英国海軍に敬意を表します」。艦上で工藤さんは、こう話した。
 終戦後、丁重に扱われたことを英国紙に寄稿するなどして、工藤さんの功績をたたえた。一方で工藤さんの消息を求め、二十年ほど前に他界していたと知る。あきらめきれず、五年前に来日して墓所を捜したが、分からないまま帰国。その後、墓所が判明し、再来日した。
 墓前に立ち「サンキュー」と心の中で唱えた。六十六年間抱き続けてきた感謝の念がようやく伝えられた


「五年前に来日して墓所を捜したが、分からないまま帰国。」というのは工藤さんが生前この話を多く語らなかったので知る人が少なかったということが原因らしい 正に帝国軍人。