
沖縄 魂魄の塔にならぶ 「和魂」歌碑

日本の化的なものの根幹は何かを考えるうえで 西洋、支那、インドなどの文明との相違が根幹なのだろうと比較すると漠然と大きな「形」における相違がいとも簡単に見出せる。しかしその根は たとえ発祥が違い形の異なるものであっても 人類共通の大きな共通の概念をつくりだしていることを見つけ出すことであっても その精神文化の詳細な相違、たとえれば民族・文化の遺伝子の塩基の配列の微妙な変異を知るには やはり大和周辺の文化との比較、共通性を探すことが有効な手段であろ。大和心は 言霊、すなわち大和言葉から発せられる民族の思考、考え方、音律ならば 和歌にその心を見出せ沖縄の神は沖縄の言葉で琉歌となり、アイヌはユーカラを歌い継いだ。神道以前の素朴な神々との繋がりを保つもののなかに和魂という根幹を感じる。

すなほなる 昔にかへれ たねとなる 人のこころの やまと言の葉 (新葉集)
第97代 後村上天皇御製
あふぐにも 高天の原の 神代より つたへし国の やまとことの葉
第112代 靈元天皇御製
神代の代の和魂は 大和言葉にのって今に伝えられる
以上
2006/6/22(木) 投稿