教育基本法改正など 2003/10/12 大和心 No.1739
愛国心というひとつの言葉が語られ 近代のごく最近にあらわれた概念に過ぎないと故意に低く評価され、このような徳目は 歴史の中で常に徳目として存在していないと。徳目というのは社会状況の変化であるときは現れ廃れそしてまた掘り起こしたりするもので 一度廃れたから古く価値がないわけではない、古のひとの考えは如何にと考えていると「古事記」序文によいものがある。
文と質と同じからずといへども、古を稽(かむが)へて風猷(ふういう)を既に頽(すた)れたるに縄(ただ)したまひ、今を照らして典教を絶えなむとするに補ひたまはずといふこと無かりけりき。
(本質的には違いがあっても 古きを調べ 廃れた道徳を正し 今を照らし 絶えそうな徳教を補わなければならない)
古事記の時代から 古きをたずねていたわけで 徳目というものは「今」なにが必要かで考えるものなのだろう。
以上
2006/5/28(日)投稿