選挙と報道 2003/ 3/ 1 大和心No.1250
「誰でも簡単に選挙に参加できることが理想である」ということは一つの真理である。しかしこの大衆の民主主義なるものは愚民民主主義でない保証は当然ない。
民意の形成は選挙民が得る情報の質にも左右され 民意の政治への反映はこれをくみ取る政治家の取捨選択によってなされ選挙により確定されるかのようにみられるが 公約というものは判子なき契約書でもある。
また選挙は政策立案能力を問うものでもない。
民意を形成する情報の質を確保する為であった「報道の自由」は 組織化されたイデオロギー集団のプロパガンダの自由でもあり 報道の自由はその質を落とすものでもある。
平等という権利は悪魔にも与えられ 独裁と民主主義は対極でなく 民主主義はヒットラーの親であった。
全てのひとの利己的な満足を満たす輝く未来は永遠にこない 永遠に来ない理想は宗教の教義と同じくして宗教的資質のもつ指導者の寄り付くところでもある。
「人心ヲシテ倦マサラシメン」社会というのが 最低のスタートラインではないか。
以上
2006/3/27(月) 投稿