学講 台湾話1 | ひょっこりひょう「たいわん」島/(台湾ブログ)

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学講 台湾話1



台湾の幼稚園年長の姪からお下がりの教科書をもらう。年少組の時に使っていた教科書

幼稚園を卒園したら 台湾話2の方も くれるそうで

「私はもう年少組の教科書はいらないから」とちょっと威張った感じで見下されながらいただく。



家内の時代には幼稚園も含めて学校で台湾語を教えることもなく 劣って下品 教養がない人達がつかうだらしない方言として 学校で話すことも禁止された台湾語。国民党はここまでして 北京語を話す中国人化を行った。

広東省や福建省、上海で仕事をすればわかるが 広東人同士が北京語でわざわざ話すことはなく 福建人、上海人同士の会話もそうであり 家庭の中まで北京語ということはない。ローカルテレビもしかり 香港の芸能人の言葉は広東語 道路標識も広東語発音でローマ字表記が普通だ。

しかし台湾のみ 家庭の中 日常生活での北京語使用率は異常に高いということがわかる。広東・福建・上海エリアでの地元の言語の使用率はそう落ちていない。道路標識に至るまで弾圧をうけ 北京語を強制されている台湾のすさまじさがわかる。

そういうある意味 台湾語の話し手をこの世からなくす ジェノサイトのような政策は 陳水扁政権によって改められ 第二国語扱いではあるが 台湾人は台湾語 客家人は客家語 原住民はそれぞれの言語を 選択授業であるが公教育で行われるようになり 公共放送でのそれぞれの言語の放送チャンネル 時間帯が設けられたのはほんのつい最近のこと。

半世紀にわたり過酷な消滅政策がとられた後に あまりにも緩やかな復活の政策によりどれほど回復していくかの答えが出るのは一世紀はかかるだろう

そして 中国人総統である馬の率いる 正名つぶしは加速度を増している。

「省籍問題、属群問題を言うのはやめましょう 皆『新台湾人』です~融和しなければなりません~」という人間は 台湾人を抹殺しなくても中国人に作り変える ジェノサイトへ賛同している人間であるってこと。

以上
2009/2/22(日)投稿


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