8月の月末の御製 | ひょっこりひょう「たいわん」島/(台湾ブログ)

ひょっこりひょう「たいわん」島/(台湾ブログ)

自称「台湾総合ブログ」です。 台湾の「芸能」「観光」
「映画・ドラマ」「歴史」「古跡」「地理」「人文」
「言語」「民俗習慣」「グルメ」「図書・書籍」
「風景・自然」「社会」「宗教」と台湾生活のことなど
Yahooブログから 引っ越し中

8月の月末の御製

御製・御歌をいくつか紹介

うちわたす 河原のもりの こがくれに ひとすぢみゆる 水のすずしさ
明治天皇御製 夏遠望 (明治35年)

かぎりなき 大海原を 見わたせば 心もとほく ゆくここちせり
昭憲皇太后御歌 海 (明治31年)

まだまだ残暑が強うございます。亜熱帯みたいなところにおりますが ネットやTVで日本と繋がっていると こんなところでも秋の気配など感じてしまうものなのであります。


若きよに おもひさだめし まごころは 年をふれども まよはざりけり
明治天皇御製

たらちねの 親のいさめし 言の葉は いまなほ耳に のこりけるかな
昭憲皇太后御歌
そう簡単の他人様の甘言に左右されてはいけませんねぇ~明治大帝と昭憲皇太后 このお二人の御製御歌を並べると 明治大帝は男っぽく 昭憲皇太后の御歌の方が すっと心に入ってきます。

しらぬ世の ことをきくこそ うれしけれ 老いたる人を あまたつどへて
明治天皇 御製

さまざまの ことにあひにし 老人の 昔がたりぞ 身にはしみける
明治天皇 御製
やはり 経験者の声を聞くべきでございます。政権交代チルドレンになんぼの価値はなしってのは 小泉チルドレンと同じじゃありませんか チェンジなどといいながら 投票行動は全く同じパターンでございますでしょう

榊葉に かくる鏡を かがみにて 人もこころを みがけとぞ思ふ
明治天皇 御製
物事を心に投射して考えるのは基本ですが 鏡が曇っていたらしょうがないですのー

うちあぐる 花火さやかに みえそめて 大空くらく なるゆふべかな
明治天皇御製 花火 (明治39年)

みそのふの 木立の上に みゆるかな 日比谷の園の 花火さやかに
昭憲皇太后御歌 煙花 (明治44年)
※ みそのふ;御苑

花火はあがりましょう 暗闇と煙を残して

以上
2009/8/28(金)投稿