御製御歌 梅雨/中国雨事情
やなこえて 鮎やながれこむ 玉川の ながれもにごる さみだれのころ
明治天皇御製 梅雨 (明治29年)
※やな【梁/簗】川の瀬に杭(くい)などを八の字形に並べ、水をせき止めて1か所をあけ、そこに梁簀(やなす)を張って流れてくる魚を受けて捕る仕掛け。上り梁・下り梁などがある。【大辞泉】
まどのとの かなめの瑞枝(みづえ) うちたわみ けふさみだれの ふりそめにけり
昭憲皇太后御歌 初梅雨 (明治39年)
※みず‐え【瑞枝】みずみずしい若い枝。【大辞泉】
7月になりましたが 少しばかり時期はずれ 今年は香港も長雨、香港は雨が降ってもそれほどの問題もないのですが わずかに移動し中国に入ると 深?祁、東莞ではちょっとしたことで床下浸水ぐらいの水が出てきます。橋脚の下や高速道路の出入り口は 通常の道路より少し低めになるのか直ぐに冠水、水もなかなか引かない 下水から噴出す水 インフラの脆弱さと温暖化の多雨の影響に 道路設計のまずさなどたちどころにあらわに 高層ビルは立ち並んでもここはまだまだ発展途上国でありますね。昭和40年代でもこんなことは日本ではないでしょう。
水があふれると交差点は電気が消えてシャッフル状態 トラック、トレーラーの比率の高い中国では 抜けるのに30分 これが100mごとですから仕事になりませんわ。
長雨の 道に残った ゴミの華 あふれるひとが 街にくりだす
2008/7/1(火) 投稿