西日本最長のロープウェイ、それは、徳島県南部の那賀町と阿南市とを結ぶ、四国ケーブルの「太龍寺ロープウェイ」。
四国(小豆島も含む)には全部で7路線のロープウェイがありますが、そのうち徳島県内に3路線あります。県都徳島市の「眉山ロープウェイ」とここ太龍寺、そして県西部にある「箸蔵寺ロープウェイ」。
眉山ロープウェイの記事はコチラ。
今回はそのうち、最長の太龍寺ロープウェイに乗ってまいりました。
太龍寺ロープウェイは、その名の通り、四国八十八か所の一つ、名刹太龍寺への参拝者のためのロープウェイで、全長は2775メートル。
那賀町の山麓「鷲の里」駅と、太龍寺側の阿南市「太龍寺」駅とを結んでいます。
始発の鷲の里駅。
建物は道の駅になっていて、奥にロープウェイの乗り場があります。
切符売り場と時刻表。
窓口で切符を購入。
出発5分くらい前になると、改札があり、ホームに入れます。
太龍寺ロープウェイの車両。これと、黄色い車体の2種類。
さあ、太龍寺に向けて出発!
まず、一級河川の那賀川を渡り、一気に山を登ります。
一級河川を渡るロープウェイは、全国でもここだけなのだとか。
山越えに差し掛かると、手前に一つ目の鉄塔が。
鉄塔を通過した後にそこそこ揺れが。手すりにつかまってないと、少し怖い。ただ、ガイドさんがその前に伝えてくれるので、もちろん安心です。
そして、一つ目と二つ目の鉄塔の間、ちょうど中間地点で下り車両とすれ違います。
二つ目の鉄塔を越えると、太龍寺駅に向けて下り。向こうに小松島市の海が見えます。山を二つ越えて、向こう側に渡る形になっているんですね!
終点太龍寺駅が近づいてきました。
太龍寺駅に到着。
麓から所要約10分。まさに山あり谷ありの素晴らしいパノラマでした!
お遍路さんの拠点。駅舎内では、キノコ茶のサービスがあります。
駅前はすぐ石段になっていて、そこを登ると参拝できます。
由緒あるお寺。身も心も引き締まります。
山の左側、駅から歩いて20分ぐらい行くと、崖に向かって座る弘法大師さんの像が。像のそばまでは行くのは、クサリで岩に登るようになっていて、覚悟が必要。
最後に、周辺のオススメをご紹介。
小松島市の中田(ちゅうでん)駅近くのラーメン屋さん「岡本中華」。
1951年創業の徳島ラーメンの名店です。豚骨スープは「白系」、麺とスープのバランスが絶妙でクセになります。太龍寺参拝のついでに是非!
(訪問日:2024年5月)