アナフィラキシーの統計解析の論文が、Allergyに掲載されました。
アナフィラキシーは、生命に関わる過敏症反応です。橋爪先生たちは静岡県データベース(住民約240万人、2012~2022年)を用いて、人口ベースのリスク要因と傾向スコア(PS)をマッチングさせた調査を行い、過去のダニ刺咬がリスクを高めるかどうかを検証しました。
その結果、特に哺乳類の肉の曝露歴を持つ患者において、アナフィラキシーを診断する際にα-gal 症候群(AGS)を考慮する必要があるそうです。なんと、ダニの回避と哺乳類の肉に対する遅延反応を知ることが、患者さんのリスク低減に役立つ可能性があるとのこと。
論文はDOI: 10.1111/all.70049から見ることができますが、有料と思います。
参考 α-gal 症候群https://ja.wikipedia.org/wiki/Alpha-gal_%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC
Editorの勧めによりYoutubeにもアップされたそうです。
https://youtube.com/watch?v=V3RiwOJDQ2M
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