世界は人間なしに始まったし、人間なしに終わるだろう | FF残日録のブログ

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広島県出身。各地で皮膚科の医療に関係してきました。2017年から,高槻の病院に勤めてます。過去の文書や今の心のうちを,終活兼ねて記して行こうと思ってます。2023/1/8に、dermadreamからFF残日録のブログに名称変更。

出口 治明著『哲学と宗教全史』を読んでいた時の一説。なんとなくズッサときます。このフレーズを著したのは、レヴィ =ストロースという人で、ベルギー出身のフランス人だそうです。以下出口先生の文章を引用します。

アルザス出身のユダヤ人の家系に生まれました。父の職業は画家で、彼の交友関係にも多くの芸術家が存在しています。第二次世界大戦中はアメリカで亡命生活を送っている時期がありました。日本の文化に興味を持ち、何度も来日しています。彼は名作『悲しき熱帯』を 1955年に出版しています。ブラジルでの少数民族を訪ねた記録を中心とする紀行文です。その文明批判が注目されたこともあり、名文でもあったので大きな話題になりました。終章(第 9部)に次のような言葉が出てきます。「世界は人間なしに始まったし、人間なしに終わるだろう」」

—『【ビジネス書大賞特別賞受賞作】哲学と宗教全史』出口 治明著
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