ケミカルピーリングの論文の引用が100になりました | FF残日録のブログ

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広島県出身。各地で皮膚科の医療に関係してきました。2017年から,高槻の病院に勤めてます。過去の文書や今の心のうちを,終活兼ねて記して行こうと思ってます。2023/1/8に、dermadreamからFF残日録のブログに名称変更。

ケミカルピーリングの論文の引用が100になりました

 

ざ瘡の治療で一時大いに盛り上がったケミカルピーリングです。スポンサードシンポでは、まさに立錐の余地もありませんでした。しかし、アダパレンが販売されると、あっという間に人々から忘れられました。まさに、人の世のうつろいは飛花落葉のはかなさにひとしいを実感いたしました。最近嬉しい出来事がありました。ケミカルピーリングに関しては10ぐらいの臨床あるいは基礎的な論文を指導してました。そのうちの一つが、引用100に達しました。最近の引用を見ていると海外が多く、元々の使用目的であった美容関連の論文に引用されている様です。

 

和歌山医大皮膚科単独で行った研究で、しかも、日本皮膚科学会の機関誌で発表した論文です。当時指導した教授としても大変嬉しいです。ちなみに、中條西村症候群の総説も100に達しています。時代は、国際共同研究の時代ですが、紀州発の仕事に妙に妙に自己満足しています。頑張った和歌山医大の皆さんに感謝です。