左右(とにかく)なんとか過ごしてはきた エピローグ編
山田瑞穗
皮膚病診療:Vol.24, No.10;「私の歩んだ道」1170〜1174, 協和企画(2002)
エピローグ
いろいろなことがあり,人様には随分と迷惑をかけたが,思う存分,勝手気ままに振る舞って,なんとかとにかく過ごしてきた50年余を振り返り,私は幸せ者であったと,ただただ感謝するのみである.最後の餞けとして,10年前に出した拙い教科書「皮膚科学考え方学び方」の改訂版を,古川・岩月両教授が出してくれ,もう何も思い残すことはない.
勉強をしなかった分,書道,篆刻,俳句,ペーパークラフト,帆船模型,陶芸,能面等いろいろやってきて疲れてきたが,何もせぬのも意に染まず,喜寿記念の豆本をつくって,長生きし過ぎた余生の時間つぶしをしている.
(2004年1月4日 ご逝去)
古川記
教科書の改訂版を山田先生に喜んでいただいたのは、何より嬉しかったです。
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