結核予防会名誉顧問島尾忠男さんと医師でもある参議院議員秋野公造さんの共著です。最近の結核の様子が大変わかりやすい対談形式でまとめてありました。コロナの対策上 隔離はどうあるべきか?コロナの患者対策が優先されて結核患者が不利益を被っているのではないかなど、思っておりましたが知識を整理する上で良書でした。
大学院、助教と病理学教室に5年間いましたが、病理医が結核に罹るのは珍しいことではありませんでした。私の上司も2名 入院生活を余儀なくされました。35年くらい前のことなので、この本を読むと隔世の感があります。お前まだTBやってないのか?!真面目に病理解剖やってんの??などと言われたもんです。
病院の元管理職的にいうと、結核患者さんの診療費が低すぎます。赤字を抱えている場合はつらいです(が、受けてますよ)
