タイトルはポエム風にしてみました。
今年も残すところあと1営業日となりましたが、
先日、私が管轄する部署で「VisionSurvey」を実施しました。
VisionSurveyは「局として掲げている価値観や文化がどれくらい実現されているか?」
を図る為のアンケートで、『Work rules!』を読んで学んだGooglegeistを元にしています
(この本を参考にいくつもの制度が生まれました。本当にコスパの良い本です)。
全部で5つの価値観があるのですが、それらについて、エンジニア個人と、
チームとして実現できているかを聞いています。
なぜこれをやるのでしょうか?
ここには、採用が関わっています。
我々は、しばしばかっこいい事を言って採用を行います。
現実も話ますが、多くの場合は理想を語る事になります。
そして、その理想はしばしばビジョンや価値観に結びつきます。
さらに、現実の事もちゃんと話して厳しい事も分かってもらおうとします。
しかしながら、理想を多めに語って採用した場合に最も離職に結びつくのは、
現実の厳しさではなく、理想がないがしろにされている事
です。
採用の時には顧客が第一だと謳っている部署のマネージャーが、
「客から金をむしれ。売上をとにかく上げるんだよ!!!」
なんて怒鳴ってたら?
多分、顧客第一の会社で働きたいと思っていた人は辞めるでしょう。
エンジニアの採用も同じで、やっぱり流行りの言葉を使って採用や
異動受け入れをしたくなります。
でも、結果としてないがしろにされている理想は却ってマイナスに働くのです。
人の出入りの激しさはプロダクト品質に必ず跳ね返ってきます。
なので、我々は採用においても掲げている価値観が正しく実現されているかを
把握し、実現されていないのであればそこにアクションを取りたいと思っています。
(または、その価値観を取り下げる)
結論から言うと、今回もSurveyでもまだまだ実現できていない価値観がはっきりと
しましたので年明けから良い打ち手が打てそうです。
ちなみに、リーダーシップチームができてから非常に若いので、
「この手のアンケートは初回は目を覆いたくなるような結果が必ず出るので、
気を強く持ちましょう、大切なのは何を修正していくかです」
と何回も何回も言いました 笑
結果として非常に建設的な意見ばかりでとても良かったです。
ちなみに、今回は部署についてのNPSも集計しました。
働いている皆が、「人にも勧めたい職場だ」と思ってもらえるかを、
全体的なESの指標に置こうと思っています。
Q毎に定点観測して、組織作りに活かしていこうと思います。
東洋経済新報社
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