「行う」事が重要ですよ、という話。

■仕事には慣性が働く

企業では毎日毎日様々な事が決まっていきます。

その時々で課題や問題や未来に向けたコンセプトが議題に上り、
「これをやろう」という事が決まっていきます。

会議の最中はたしかにやりましょうという話になるのです。

ただ、人と言うのは面白いもので自分の仕事の仕方に慣性が働きます。
簡単にいえば、「結局今まで通り働こうとする」のです。

これは、特に誰がそうと言うわけではなく、意識的に打破しようと
しない限りは、どんな人でもそうです。経験上は。


■初速、行動、事例

さて、この慣性を打破し、たしかに実行するという事を実施してもらう為に
重要な事はたったひとつ、即時、決めた事を実施する事です。

即時、というのは文字通り直後の事です。

例えば、「会議の議事録は会議後○○分で送る事にしよう」と決めたので
あれば、それを決めた会議の議事録を会議の直後に送ります。

「決めた事をやるなんて当たり前じゃないか」と思う方もいらっしゃると思います。
でも、実際決めた事が100%全てその通りすぐに実施されているでしょうか?

終わったら即時に行動で示し、「会社はたしかにこう変わる」という事例を
決めた人間が積み重ねる事によって一緒に働く人達に本当に変わるという事を
分かってもらうのです。

まとめると、

決めた人が、決めた事を即時やる。という事です。

改めて書くと情けない程に当たり前の事ですが、とても重要な事です。

特に、例えばマネージャーが「プレイヤー」を議題に何かを決める時、
役員が「マネージャー」を議題に何かを決める時等、レイヤーが変わると
この原則を忘れてしまって自分が行動出来ていないことも増えてしまいます。

決めたら、やる。

当たり前の事ですが、改めて意識したいですね。