ゲーマーだからゲームについて書くよ。
今回はインターネットってパッケージゲームの寿命を延ばしているよ。
という話。
最近ふと、「そういえば俺は今、21世紀に住んでるんだけど実感ないな。
何か21世紀っぽいことは無いかな?」と思った時にこの事を思いついた。

by subewl
■ゲーム少年の日常 in 20世紀
僕は、本とゲームが好きな少年だった。学校にいるかスポーツやってないときは大抵どちらかをやっていたほどどっちも好き。
で、僕の根っこの性格は凝り性なんですよ。
凝り性がゲームをやるとどうなるかというと徹底的に研究する。
どれくらい研究するかというと、あまりの熱中っぷりに周りの人が呆れてものが
言えなくて、もうほっとこう、こいつはダメ。さぁご飯でも食べよう。
と、ご飯を食べに行っておなかいっぱい。
帰って来てふと気がついて、「そういえばあいつは?」ともう一回見に行くとまだゲームをやってる位。
それくらい熱中すると当然めちゃくちゃうまくなる。そして、話題もかなりマニアックになる。
すると、友達が相手にならなくなる。対戦相手としても、話し相手としても。
友達がダメだから兄にやらせてみる。ダメ。兄がダメだから、姉。ダメ。
結局ゲームはすごくうまくなるんだけど、自分と同じレベルでプレイできる人がいなくなるから、
遊んでもあまり面白くなくなってそのゲームはやめる。それが繰り返される。
■地方予選から甲子園へ。
中には自分のまわりに自分と同じくらいマニアックな人に恵まれる場合もあるんだろうけど、
僕はそうじゃなかった。
じゃぁ、今はどうなのか。
近所に同じレベルの人がいなくても、インターネット越しに同類が見つけられるようになっている。
かつて、自分と同じレベルのプレイヤーに恵まれなくてゲームをやめた少年たちは、
今やインターネット上で腕を競いあえるようになった。
丁度、近所の仲間とのプレイが地方予選でインターネットでの対戦は甲子園とでも
思ってもらえれば良い。
地方予選で今までは終わりだったのにもっと強い敵がいるわけだ。
オラ、すっげえワクワクしてきたぞ。
■21世紀のゲーム
ところで『カルドセプトDS
ボードゲームを足したようなゲームで、元々人を選ぶ。
熱狂的なファンたちが熱狂的なコミュニティ を、主にはてなの上に作っている。
そして、このゲームは信じられないことにパッケージゲームであるにも関わらず、
2008年10月の発売以来、今も毎月、追加の要素がリリースされている。
地方予選に飽きたエリートたちが、そうやってインターネットを通じて対戦をしている。
そんな環境が、無料で提供されている。
だから、今でもアクティブに対戦を続けるプレイヤーがいる。それも、少なくない数。
本当ならばとっくに忘れられて、「好きだったけど飽きたゲーム」になってたかも
知れないけれども、明らかにインターネットによってこのゲームは寿命が長い。
通信で追加要素をダウンロードしてるのはヘビーユーザー達だから、
有料でもお金払っただろうになと思うんだけど、それは別の話。
甲子園の人達はきっと有料でもプレイすると思うけどね。
21世紀と聞けば、20年前は車が空を飛ぶとでも思っていたけれども、
ゲーム少年にとってはこんな21世紀も悪くない。
がっぷ獅子丸
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