プレゼンは単なる話し合いの場でもなければ、交渉の場でも、
もちろん“だましの場”でもない。
良い響きですね。
『プロフェッショナルプレゼン。』を読み終えました。
中身としては、プレゼンテーションをビジネスプランを理解してもらい、
選んでもらう場と捉えなおして準備、組立、実行、反省に分けての
テクニック解説になっています。
博報堂の歴史は競合プレゼンの歴史だから始まる一連の
経験に基づく文章はとても説得力があります。
この本では冒頭に「重要なのは相手である」という文章から始まりますが、
僕も賛成です。いわゆるテクニックに走ったプレゼン本や tips からは、
どちらかと言うと自己陶酔を感じます。
しかし、プレゼンとは本来、相手に納得してもらい行動を促す場。
何が優先されるべきか言うまでもありません。
ちなみに、社内向けにグロービスの「ビジネスプレゼンテーション」のフィードバックを
行ったことがあるのですが、そこでも強調したのもやはりその点です。
![kps/second](https://stat.ameba.jp/user_images/eb/0f/10101871565.jpg?caw=800)
本書は網羅的な内容でありながら、競合プレゼンに勝つ tips にあふれています。
実感値からそのとおりだ!と思えるものも多く、ひととおりカバーされている
印象です。
・話にくいところは主張が整理されていない証拠
・2案出す
・プレゼンは商品である
などなどあるのですが、特に同意したのは「準備が大切なのだが、臨機応変に行け」
という部分。
準備にフォーカスし、準備をしっかりやると、たとえばスクリプトレベルで内容を暗記する
という方向性に行きがちですが、僕はそれにあまり賛成しません。
どちらかというとストーリーラインと主張の根幹をきちんと理解してもらうことに
フォーカスして、用意した引き出しは必要に応じて開けるのが正解だと思います。
重要なのは相手であり、目的なのです。
用意した資料やデータや主張をすべて説明する必要はなく、
目的が達成されたらそこで目的達成の漏れが無いか確認だけして、
あとはやめてしまえばいいのです。
相手にとっても、結論が出た話を延々とされるのはつらいですから。
プロの「手のうち」というより、「裏側まで」見せてもらった気分
もちろん“だましの場”でもない。
良い響きですね。
![プロフェッショナルプレゼン。 相手の納得をつくるプレゼンテーションの戦い方。](https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51x3s9Vou5L._SL160_.jpg)
■重要なのは、相手
『プロフェッショナルプレゼン。』を読み終えました。
中身としては、プレゼンテーションをビジネスプランを理解してもらい、
選んでもらう場と捉えなおして準備、組立、実行、反省に分けての
テクニック解説になっています。
博報堂の歴史は競合プレゼンの歴史だから始まる一連の
経験に基づく文章はとても説得力があります。
この本では冒頭に「重要なのは相手である」という文章から始まりますが、
僕も賛成です。いわゆるテクニックに走ったプレゼン本や tips からは、
どちらかと言うと自己陶酔を感じます。
しかし、プレゼンとは本来、相手に納得してもらい行動を促す場。
何が優先されるべきか言うまでもありません。
ちなみに、社内向けにグロービスの「ビジネスプレゼンテーション」のフィードバックを
行ったことがあるのですが、そこでも強調したのもやはりその点です。
![kps/second](https://stat.ameba.jp/user_images/eb/0f/10101871565.jpg?caw=800)
■選んでもらうために何ができるか?
本書は網羅的な内容でありながら、競合プレゼンに勝つ tips にあふれています。
実感値からそのとおりだ!と思えるものも多く、ひととおりカバーされている
印象です。
・話にくいところは主張が整理されていない証拠
・2案出す
・プレゼンは商品である
などなどあるのですが、特に同意したのは「準備が大切なのだが、臨機応変に行け」
という部分。
準備にフォーカスし、準備をしっかりやると、たとえばスクリプトレベルで内容を暗記する
という方向性に行きがちですが、僕はそれにあまり賛成しません。
どちらかというとストーリーラインと主張の根幹をきちんと理解してもらうことに
フォーカスして、用意した引き出しは必要に応じて開けるのが正解だと思います。
重要なのは相手であり、目的なのです。
用意した資料やデータや主張をすべて説明する必要はなく、
目的が達成されたらそこで目的達成の漏れが無いか確認だけして、
あとはやめてしまえばいいのです。
相手にとっても、結論が出た話を延々とされるのはつらいですから。
プロフェッショナルプレゼン。 相手の納得をつくるプレゼンテーションの戦い方。
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小沢 正光
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