ちょっとニュースサイト見てて気になったもんで。

DeNA の第一四半期の決算が発表されました。

モバゲーの売上が全四半期の51億円から49億円に減ったことで、
アバターが伸びなやんだので一服」 という論調ではありました。

で、それって本当にそうなんでしょうか?
論より証拠、DeNAの決算資料 を見てみました。

モバゲー2008_1Q


赤枠で囲ったところがダウントレンドの売上ですが、

アバター販売:-5,000万円
成果報酬型広告:-3億円

ということで、よっぽど成果報酬型広告の影響が大きかったように見えます。
もちろん、モバゴールド何に使ってたかというとアバターですわ、と言われれば
アバターのせいにも思えるんですけども。

ところで、前四半期の決算ではDeNAは収入別のユーザー構成比を
出していました。今期3億円も減ってしまった成果報酬型広告は
主に誰がターゲットユーザーだったんでしょうか?

答えが↓
mobaga_accounts

成果報酬型広告は、実に3割が10代ユーザーだったようですね。

逆に10代の構成比が少なかったアバター販売は微減で済んでいるのですから
10代以外の会員はそのままの消費行動と利用を続けたけど、10代がどこかに
行ったかもしれない。

ですので、端的に考えると彼らの動きが鈍ったのでそういった広告が
売りづらくなった。

というのが近いんじゃないかと想像してます。

ところで、20代以上のユーザーが増えるということはユーザーの平均収入が
あがるということであり、そこには純広告の余地が生まれます。

アバターは活性化しつつも、タイアップとかそこら辺が売れていきそうな
感じがします。

そういう流れを読んでの電通グループとの包括提携 だとしたら、
なーんて想像してます。