最近どうですか?

え、忙しい?あー。
あなた、任せられない人ですね?
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■「一生懸命に頑張る」から「人に任せて時間を投資する」へ



本日紹介するのはそんな忙しい方々に送る本、『仕事の8割は人に任せなさい!』です。
本書はまず著者の忙しかった時代の回想と、人に任せることのメリットから始まります。

著者の臼井さん、会社経営者である夫と結婚3か月目にして夫がガン宣告を受け、
会社の経営を引きつぐことになったそうです。

はじめのうちは、
- さぼっているようだから
- 口を出したくなってしまうから
仕事を人に任せることができなかったそうです。

が、結果として円形脱毛症を発症する程のストレスを抱え、
これはダメだと人に仕事を任せるように。
それによって大きなメリットがあることに気づき、今日では8割は人に任せるよ
ということに。

ちなみにメリットは以下として、他の重要な仕事に時間を投資できるように
なることや、コスト削減(時給換算で安い人ができるようになるため)、
部下が育つことなどが挙げられています。

■仕事を分類し、お願いし、フィードバック



まずは仕事の分類から。自分の業務ポートフォリオを羅列し、
自分でしかできないことと他の人でもできることに選別。

その上で人にどんどんお願いしていきます。

ちなみに、自分にしかできない仕事しか無い。というのはマニュアル化
チェックリスト化ができていない証拠。他の人にノウハウを伝えていきましょう。

お願いのコツ、お願いの仕方も本書に書いてあります。
まずは人に任せる為の条件から。
①任せられる人を見極める力がある
②任せられる仕事のノウハウや段取りをしっかり把握している
③任せられる人を育てる能力が備わっている
④任せた仕事の最終責任やリスクを負える力が備わっている
⑤時間的な余裕がある
任せると頼むの違いにも注意。「ちょっといい?」で始まるのは
ただ単に頼んでいるだけ。任せるのとは違います。

頼む仕事の分類は、緊急度と回収度で決めます。

緊急にして回収度が高い:やる。今すぐ
緊急ではないが回収度が高い:やるための時間を確保すべき。ここをやる時間を増やす
緊急だが回収度が高くない:任せる仕事に変えていくべき。

■失敗する権利を認める。



お願いするときのポイントは、失敗する権利を認めること。

「これくらいできるだろう」「俺ならできる」は厳禁です。
「俺が責任取るから大丈夫!」くらいの気合と器量でいきましょう。

仕事の8割は人に任せなさい!
臼井 由妃
青春出版社
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