これは良くできたまとめサイトですね。
明日の広告 変化した消費者とコミュニケーションする方法 (アスキー新書 045) (アスキー新書 45) | |
![]() | 佐藤 尚之 アスキー 2008-01-10 売り上げランキング : 367 おすすめ平均 ![]() ![]() ![]() ![]() Amazonで詳しく見る by G-Tools |
とりあえず、ウェブでわいわい騒ぎながら情報出してる人をざっくり割ると、
恣意的にネガティブ情報をはじいて情報発信する人と、ある程度身もふたもない人に
分かれるのですが、その、身も蓋もないサイドで言われていることをまとめたような内容です。
というと上から目線ですが、面白かったです。
①各メディアはそれぞれの役割を演じれば良い
②かかわる人達はセクションをぶっ壊して、ベリーベストなふるまいをすればよい。
超訳ですが、この2点が共感ポイントです。
で、テレビが見直されることについてコンテンツ力が挙げられていましたが、
ちょっと違う観点からこないだ話をしたので、それをご紹介します。
テレビの強さは、コンテンツ制作力なんでしょうか?
僕は違うと思います。コンテンツが強くてもライフスタイルが変われば
結局メディアは利用されなくなるので。
「そうではない」という人もいるかも知れませんが、超絶忙しい時には
テレビを見る時間が減ることを想像いただければ納得いただけると思います。
コンテンツ制作力はすごいと思いますが、
それがメディアの繁栄を担保しないと思います。
日本のテレビのすごいところはとりあえずつける人が多いことと、
しかも、チャンネル数がとても限られていること。
イギリス1年くらいの滞在中、衛星放送が当たり前の文化に触れたので良く分かります。
今朝、あなたの職場の誰かが小倉さんの能書きを聞いてから出勤している、
このすごさ。
「効率」という言葉をあざ笑うかのような暴力的リーチの広さこそ
テレビ広告の力だと思います。
で、とりあえず今のテレビ広告的強さを担保するのであれば、
コンテンツ輸出を考えるのではなく、「とりあえず使う」ウェブサイトや
通るOOHやその他もろもろと組むことを考える。
効率化とか、ちまちましたことは考えなくてよい。
広く、浅く、とりあえずみんな1回見るという価値。
これが正解じゃないか、だから、マードックの慧眼はその点すごい。
って、ことをこの間話ました。