おはようございます。月曜日からフェルミ推定です。
とりあえず、お約束。
フェルミ推定とは、結論から考えて解決に必要なデータを洗い出し、
手元にないものは類推することによって概算に迫ろうというテクニックです。


ですので、「もっとこういう推測のしかたがあったはずだ」という振り返りはするものの、
「正解にどれくらい近似値だったか?」というのは考慮しません。

フェルミ推定とは?:昨日、日本で消費されたたばこの総量は?|今日のニッパウ


ところでこの作業にはビジネスに必須のスキルが含まれています。

すなわち、「結論から」「全体から」「シンプルに」考えるスキルです。必要なはずの材料が欠けている。というのも往々にして起こる事態で、その時に、仮定を共有して進められかどうかは大きな差です。

『地頭力を鍛える』/フェルミ推定を問題解決に生かす|今日のニッパウ


先週、アクセス解析を眺めていたらいくつか別解を見つけましたので
ご紹介します。こういうやり方もあるんだということで。

2-3日に1回くらい、アクセス解析なりなんなりで見つけた別解を
ご紹介するエントリーを上げようと思います。
別の方の回答をみていると、「こんな方法があったのか」という発見につながります。

まずは、渋谷駅の乗降数
僕は、渋谷の発着を時間帯に切り分けて考えたのですが、
そもそもの人口から割り出すという方式。
首都圏に住む人数

電車を使用するであろう人数

渋谷駅を使う人数

というプロセスで因数分解を行って
仮説立てしました。

出した予想結果は150万人だった

地頭力を鍛える/問題解決に活かす「フェルミ推定」|スパイスの謎


もうひとつはたばこの消費量
喫煙率を世代で分けるアプローチ。

●「① 一日当たりのたばこの消費総量」=「② 日本の人口」×「③ 喫煙率」×「④ 平均本数(一日当たり)」


●「② 日本の人口」を1億3000万人とする。


●「③ 喫煙率」を45%とする。  

 ※60代以上:40%、50代:50%、40代:50%、30代:40%、20代:30%と想定。


●「④ 平均本数(一日当たり)」を5.4本とする。  

 ※9時から22時までの13時間を起きている時間と想定する。

 ・ヘビーユーザー    :平均13本(1時間に1本以上)  構成率20%

 ・ミディアムユーザー :平均4本(3時間に1本以上)    構成率60%

 ・ライトユーザー    :平均2本(6時間に1本以上)    構成率20%


よって、「① 一日当たりのたばこの消費総量」は、


「1億3000万」×「0.45」×「5.4」 = 315,900,000 (本)

となる。


【訓練です!】 たばこの消費量(フェルミ推定)|社会人3年目を生きる男のアメブロ


とりあえず今週はこんなところでしたー。

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