組織が小さいということは、競争力であるという話。

by Balakov
昨日、とある人に eMobile の話を聞く機会があって
何故 eMobile はあんなに早いのか?ということを聞いてみた。
で、その時の彼の答えは「最新の設備を、最大の効率で設置できるから」
というもの。他のキャリアが何故同じことができないといえば、既存の基地局
では、同じ効率が実現できないから。
既存のキャリアにとっては本来、基地局の多さというのはカバーエリアを
担保する最大の武器のはずなのに、エリアを絞り、機能を絞り参入してきた
eMobile の出現によって、逆に足かせになってしまっている。
さぁ、この話どこかで聞いたことがあるぞ。と思ったら、
僕が大好きなプレゼン、「less as a competitive advantage」の内容そっくりだ。
とても、素晴らしい内容なので引用します。
やることを絞ることによって、少ない時間とお金と人員でも戦うことができる。
昔営業会社の人と話したときに、
「小越さーん。今だったら、うちに来れば粗利50%がインセンティブですよ。
今しかできないからおいしいよって知り合いでも紹介してくださいよ。
組織が大きくなるとこのインセンティブはできないんですよ。できない人も食わせなきゃいけないからね。」
って言ってたんだけど、これらの話はなんとなくつながる。

by Balakov
昨日、とある人に eMobile の話を聞く機会があって
何故 eMobile はあんなに早いのか?ということを聞いてみた。
で、その時の彼の答えは「最新の設備を、最大の効率で設置できるから」
というもの。他のキャリアが何故同じことができないといえば、既存の基地局
では、同じ効率が実現できないから。
既存のキャリアにとっては本来、基地局の多さというのはカバーエリアを
担保する最大の武器のはずなのに、エリアを絞り、機能を絞り参入してきた
eMobile の出現によって、逆に足かせになってしまっている。
さぁ、この話どこかで聞いたことがあるぞ。と思ったら、
僕が大好きなプレゼン、「less as a competitive advantage」の内容そっくりだ。
とても、素晴らしい内容なので引用します。
Conventional wisdom says to beat your competitors you need to one-upthem. If they have 4 features, you need 5. Or 15. Or 25. If they’respending X, you need to spend XX. If they have 20, you need 30.
(有識者は、競合に勝つには常に一手先んじろという。競合が4つの機能を持つのであれば5つ、
競合がX投じるならあなたはXX。彼らが20持っているならあなたたちは30持つ)
While this strategy may still work for some, it’s expensive, resource intensive, difficult, defensive, and not very satisfying. And I don’t think it’s good for customers either.
(この戦略はある程度うまくいくのかもしれないけれど、費用がかかり、リソースを食い、難しく、保守的で、とても満足という種類のものではない。そして、顧客にとってもそうだと思う。)
(中略)
What I’d like to suggest is a different approach. Instead ofone-upping, try one-downing. Instead of outdoing, try underdoing. Do less than your competitors to beat them.
(私が提案するのは違ったアプローチです。一手多くやる代わりに、一手少なくする。
より多くのことをやるのではなく、少なくする。競合を倒すために。)
Less as a competitive advantage: My 10 minutes at Web 2.0 - Signal vs. Noise (by 37signals)
やることを絞ることによって、少ない時間とお金と人員でも戦うことができる。
昔営業会社の人と話したときに、
「小越さーん。今だったら、うちに来れば粗利50%がインセンティブですよ。
今しかできないからおいしいよって知り合いでも紹介してくださいよ。
組織が大きくなるとこのインセンティブはできないんですよ。できない人も食わせなきゃいけないからね。」
って言ってたんだけど、これらの話はなんとなくつながる。