元ネタはここらへん。

突然ですが、クイズの時間です。

あなたはレストランで働くウェイターです。
そこで、お客様が「水をください」と言いました。

さて、あなたならどうしますか?

gimme_water
by Ack Ook

とりあえず、正解から書いてしまうと
「まずはテーブルを見る。次にお客様を見る。仮説があれば勇気を持って質問してみる。
 その結果、最適な水を提供する」
です。

どういうことか?

「水をください」というオーダーの罠は、お客様がどういう水が欲しいのか?を
明言していないことです。要するに、なぜ欲しいのかがわからない。

「薬を飲むから水が飲みたいのか?」
「洋服にシミをつくってしまったから水が欲しいのか?」
「辛いものを食べたから水が欲しいのか?」

相手のニーズによって出すべき水は変わります。
(薬を飲もうとしている相手に氷水だしちゃだめですよ!)

そして、テーブルを見れば結構ヒントが落ちているのです。

食事を食べ終わってるみたい → 薬を飲むかも
そういえば焼酎をロックで飲んでいる → もしかしたら割りたいのかも
麺類食べてる → はねたかな?

で、どんぴしゃの答えがあったら何も聞かずに最適な水を出す(i.e.:薬が机においてある。とか。)
そうじゃない場合、自分の中で仮説がたったらお客様に聞いてみる。

「もしかして、チゲが辛すぎましたか?」
「焼酎濃かったですか?」

とか。それで自然に相手のニーズを引き出せると思う。

ってことを、レストランのウェイターとして学生時代毎日毎日やってました。

究極的に言えば「言われる前に観察して気づいて、感じ取って水を出せ」とか、
「用意しておいて言われた瞬間に水を出せ」みたいな話になるんですけどね。

あと、別解としては「言われたことを超高速でこなし続ける」というのも
ありだと思います。「水ですね。わかりました」「(1秒後)どうぞ。あ、くすりですか。」
「(1秒後)どうぞ。白湯もですか」「(1秒後)どうぞ。ほかに何か必要なものはございませんか?」
という感じで。




例えばCPC50円以内です。というオリエンを、僕は否定しないです。
否定しないですが、ニーズが分かると提案の幅や余地が広がるし、
リプランが少なくなると思います。